犬の緊張を解きほぐすため、院長とスタッフ総出で踊る動物病院がある
 動物病院が苦手な動物は結構多い。うちの猫のうちの1匹は、普段はシャーなんて言ったこともないのに絶叫に次ぐ絶叫とライオンのような威嚇で、要取扱注意ペットとしてブラックリストに掲載されちゃったぐらいだ。


 例え健康のため、治療のためとはいえ、診察台の上は処刑台の上のように感じてしまうペットもいるようだ。

 そんな動物たちの緊張を解きほぐすため、ハワイにある動物病院ではスタッフ総出でこんな方法で対応している。

 採血におびえる犬の前でユニークなダンスを踊り気を紛らわせる作戦だ。

採血におびえる犬の緊張を解きほぐすため、みんなでダンス ハワイ、ホノルルにあるカイ動物病院では、この日犬の採血が行われていた。この犬は注射針を刺されることにおびえて、震えていたという。

 そこで院長先生をはじめとするスタッフたちは犬の緊張を解きほぐそうと奮闘した。みなで一斉に変な踊りを踊り、気を紛らわせようとしたのだ。

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 一番ノリノリなのは聴診器をかけている院長先生っぽいが、「動物病院は怖いところじゃないよ、みんな味方なんだよ」ということを伝えたかったのだろう。

 他にも優しい言葉をたくさんかけたり、おやつをあげたりすることで、少しでも動物たちがリラックスして治療をうけられるよう心掛けているという。[画像を見る]  もともと動物が大好きで獣医や看護師になった人たちだ。彼らだって、動物たちに嫌がられるようなことはしたくないが、元気になってもらいたい一心なのだ。

 私も様々な動物病院にいったことがあるが、好感が持てる病院って、動物たちに話しかけてくれる獣医さんやスタッフのいるところだったな。


 年配の男性獣医師が赤ちゃん言葉で患者動物たちに話しかけている姿を見て、ああまかせられるなって思ったもんな。うちの猫は動物病院に入るとライオンに変貌するので、まったく聞いてなかったようだが。

written by parumo

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