犬なんかしらーん!そう思っていた猫が子犬と友情を築くまでの物語
 相思相愛の深い絆を築く相手は、同種に限ったことではない。異種同士でも気持ちを通わせ合い、離れられないほどの仲良しになることだってある。


 新入りの子犬が新たに家族に迎え入れられたとき、茶トラ猫、シンバの穏やかな生活は一変した。なつっこい子犬はシンバに猛烈にアプローチをしてきたのだ。

 そしてそれはシンバの心に変化をもたらした。

 最初こそ「犬なんかしらーん!こっちくんな」と思っていたシンバだったが、いつの間にか「ん?こいつかわいいぞ」になり、2匹の間には離れがたい友情が育まれるようになったのだ。

新入りの子犬がきて猫の暮らしが一変 アナスタシア・エラストヴァさんの飼い猫で茶トラ猫のシンバ(オス)は、数年前穏やかな生活を一変する出来事に見舞われた。

 家に、突然新入りの子犬“トール”(オス)がやって来たのだ。

 断りもなく子犬を迎え入れられ、シンバの家での安らかな時間は打ち砕かれることになった。

 トールはやんちゃな遊び盛りで、シンバに遊び相手になってほしくてひっきりなしに気を引こうとした。

 トールに追いかけ回されるようになったシンバは、完全に休息と寛ぎの時間を奪われた。[画像を見る]  それでも、辛抱強くシンバは子犬のトールに耐えていた。シンバがとれだけ冷たい態度を取っても、逃げ回っても、トールは諦めずに猛烈アプローチをしかけた。[画像を見る] 成長したトールとシンバの関係 最初は子犬でシンバと同じようなサイズだったトールは、成長するとシンバよりずっと大きくなった。


 それでもトールにとってシンバは大好きなともだちであり、いつも一緒にいたがった。[画像を見る]  時に教育的指導を、時にアメとムチを与えながら、シンバのトールへの感情は次第に変化していった。

 アナスタシアさんがこっそり部屋を覗くと、そこにはいつも寄り添って昼寝をしたり、仲良く遊んだりしている2匹の姿があった。[画像を見る]  シンバも毎日一緒に暮らすトールに愛情が湧いてきたのだろう。遊び相手になることを苦痛に感じなくなったようだ。

 そしてそれは、やがて離れられない絆になっていった。
トールを飼う前、シンバはとても臆病で何でも怖がっていました。

今は何も怖がりません。彼はトールが自分を守ってくれていると思っているのだと思います。(アナスタシアさん)
[画像を見る] 今もずっと仲良しの2匹 数年経った今も、2匹はとっても仲良しだ。

 「犬なんか」と思っていたシンバは、今では完全にトールとイチャコラな関係を育んでいる。

 アナスタシアさんのインスタグラムアカウント『thor_n_simba』では、これまでの旅路を含めてシンバとトールの仲良しな日常が閲覧できる。


[動画を見る]

References:Cat Has Sweetest Change Of Heart About The Puppy He Didn’t Want/ written by Scarlet / edited by parumo

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