一方南極ではドアを閉めるのも命がけ。嵐に吹き飛ばさそうになるのを必死にこらえる探検隊
 「玄関のドアを閉める」という簡単な作業ですら命がけになってしまう場所、それが南極である。特に南極の嵐は強烈な風が吹き荒れる。


 どれくらい強烈なのかはこの動画を見れば一目瞭然だ。キングジョージ島に駐在している南極探検隊に所属する女性が、命がけで宿泊キャビンのドアを閉める様子がとらえられた。

 驚異的な光景だが、これが南極の日常なのだという。

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Daily Routine in Antarctica: Brave Adventurer Confronts Strong Winds, Fights to Shut Door吹き荒れる南極嵐の中、命がけでドアを閉めようとする女性 南極海にあるキングジョージ島での調査を行っていたのは、第47次ポーランド南極探検隊だ。この部隊を率いるトマシュ・クルチャバさんは、過酷な環境下では単純な作業でさえ命がけであることがわかる映像を記録した。

 探検隊の一員である女性は、宿泊用キャビンのドアを閉めようとするのだが、激しい嵐の影響で立っていることすらままならない状況だ。


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 彼女は厚手の防寒服に身を包み、強風に煽られながらドアを閉めようとするが、風に煽られ体が持っていかれてしまう。一時は足を踏み外す場面も。

 トマシュさんは撮影しながら手を差し伸べるも、その手にすら届かない状況だ。

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 トマシュさんは「典型的な南極の一日」とコメントし、Instagramに投稿し、大きな話題を呼んだ。[画像を見る]  南極は地球上で最も寒い場所であり、その嵐も激しい。その風速は風速102km/h以上で、気温はマイナス60°C以下になる。
風速は過去最大で約320km/hに達したこともある。ハリケーンのカテゴリー5に匹敵する強さだ。

 一部のユーザーは、この映像を「ミッション・インポッシブル3の一場面」と評した。

 そんな過酷な環境下にありながら、南極にも郵便局が存在する。

 ここでは郵便の配達だけでなく、施設の管理や観光客の対応、そして何よりも重要なのは、ペンギンの数を数えるお仕事だ。

written by parumo

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