配達先で会うのが楽しみだった猫が亡くなってしまったことを知らず必死に探し回る配達員の姿に涙
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 指定された同じルートで荷物を配達するドライバーは、ときに馴染みとなった配達先のペットと友情を育むことがある。毎日多忙な職務をこなしている彼らにとって、フレンドリーなペットたちはつかの間の癒しとなっているようだ。


 Amazonの配達員は、この家に配達するのを楽しみにしていたようだ。なぜならここに来ると必ず、人懐こい猫がスリスリと挨拶をしにきてくれるからだ。

 毎回荷物を届けるたびに猫と交流を深めていった配達員だが、ある日突然姿を現さなくなった。実は猫は死んでしまったのだ。

 この家の監視カメラがとらえた映像には、事情を知らない配達員男性が、猫の名前を呼びながら、必死に探す姿がとらえられていた。

配達先の飼い猫と交流していた配達員 今年5月、アイザック・ボーウェンさんはTikTokアカウントで、子供のころから飼っていた猫“ロリー”(16歳)をシェアした。


 ロリーは、ボーウェンさんの家に荷物を配達するドライバーの男性と、玄関先でいつも交流をしていたようだ。

 だが、突然の別れがやってきた。ロリーが虹の橋のたもとへ行ってしまったのだ。

 それを知らない配達員の男性は、荷物を届けに来て、いつものようにロリーの名前を呼んだが、ロリーが姿を現すことはなかった。

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 ボーウェンさんの自宅に設置された監視カメラには、周りにロリーがいないかどうか探す男性の姿が捉えられていた。
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16歳で虹の橋を渡ったロリー ボーウェンさんによると、この配達員の男性はボーウェンさんの家を訪れた際にロリーと親しくなって以来、荷物を届けるときには必ずいつも玄関先でロリーを撫でていたという。
ロリーは私たちの家族の猫です。23年前にロリーのおばあちゃんにあたる“スヌークムス”という名の猫を家族に迎え入れたのですが、スヌークムスが産んだサフィーラというメス猫からロリーは生まれました。

ロリーは一族の血統の最後の一匹でした。

ロリーは、私たちがこれまで飼った猫の中でも最高にかわいい猫です。

ただ、いろんな病気や怪我をして、多額の獣医代がかかった猫でもあったので、家族はロリーのことを冗談で"100万ドルの猫 "と呼んでいました。

ロリーは、11月初旬に16歳で亡くなりました。
(ボーウェンさん)

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配達員にロリーの鳴き声入りテディベアをプレゼント ボーウェンさんは、動画をシェアした反響が予想以上に大きかったことについて、驚きと喜びを口にした。
ロリーがこれほど多くの人々に感動を与えたという事実は、非常に心温まるものです。

私もいつもロリーを撫でながら「君はみんなから愛されているんだよ」と伝えていました。

家族にとっても私にとっても、ロリーはこれまで一緒に暮らした中で最も特別な猫でしたから。今回、この動画からロリーが与えた影響を多くの人が知ってくれていることをとても嬉しく思っています。


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 ちなみに、映像をシェアした日はボーウェンさんは家を留守にしていたそうだ。


 今度、この配達員の男性が荷物を届けに来てくれたら、ロリーの鳴き声を入れたテディベアをプレゼントするつもりだと話している。
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References:Video Shows Delivery Driver Searching for Cat Unaware Pet Has Passed Away/ written by Scarlet / edited by parumo

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