
まるで映画やドラマによくある設定だが、実話だというのだから驚きだ。というか映画化決定のやつかもしれない。
アメリカで偶然、年上女性と出会った当時17歳の若い男性は、その女性と不倫関係を持ってしまう。だがその過ちが男性を殺し屋への道へと導いていく。
男性が愛した女性は、マフィアのボスの妻だったのだ。
ボスに見つかり命を奪われるかと思いきや、ボスは青年をマフィア・ファミリーに引き入れた。その後、数々の悪行に手を染めるようになった男性は、自身の人生を綴った本を執筆した。
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My Life as a Mafia Hitman - Larry Mazza Tells His Storyマフィアのボスの妻と不倫した学生 アメリカ・ニューヨークのブリックリンに住んでいた当時17歳のラリー・マッツァさんは、自宅近くのスーパーマーケットで学生生活の傍ら食料品の配達の仕事をしていた。
裕福ではないがラリーさんは堅実な家庭で育ってきた。ところがある日、人生を変えることになる運命的な出来事が起こった。
配達先で、リンダ・スキローという年上女性と出会ってしまったのだ。
だがその女性は人妻だったのだ。しかも夫はマフィアのボス、グレゴリー・スカルパだ。ラリーさんは、後になってその事実を知ったという。
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photo by iStockコロンボ犯罪ファミリーの一員として引き入れられた 信じられないことに、スカルパは自分の妻が10代の若者と浮気することに寛容で、それを奨励さえしていたそうだ。
しかもスカルパはラリーさんに、リンダだけが彼の人生における唯一の女性ではないと語った。
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photo by Unsplash裏稼業を手伝い、ついには暗殺者に スカルパの犯罪組織集団はラリーさんを手元に抱え込み、合法的なビジネスで高給の仕事を与えた。
やがてラリーさんは、マフィアの一員として暴力的な行為を重ね、暗殺者になってマフィアの抗争にも関わった。
しかし、コロンボ犯罪ファミリーの一員であるスカルパを巻き込んだ残忍なギャングの抗争が勃発した後、法律がラリーさんを追いつめるのは時間の問題となった。
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photo by Pixabay破天荒な人生を綴った著書を出版 結果的に4件の殺人を認め、少なくとも25件の犯罪に関与したとされるラリーさんは、終身刑が懲役10年に減刑されることと引き換えに、FBIと取引をしたそうだ。
その後、かつての生活についてラリーさんが書いた本『The Life』は、偶然の出会いによって運命をくるわされ、破天荒な人生を送った自身の日々が綴られた内容になっている。
現在、ラリーさんはフロリダでパーソナル・トレーナーをしているということだ。
References:'I had an affair with top mobster's wife – and ended up becoming a Mafia hitman'/ written by Scarlet / edited by parumo
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アメリカで偶然、年上女性と出会った当時17歳の若い男性は、その女性と不倫関係を持ってしまう。だがその過ちが男性を殺し屋への道へと導いていく。
男性が愛した女性は、マフィアのボスの妻だったのだ。
ボスに見つかり命を奪われるかと思いきや、ボスは青年をマフィア・ファミリーに引き入れた。その後、数々の悪行に手を染めるようになった男性は、自身の人生を綴った本を執筆した。
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My Life as a Mafia Hitman - Larry Mazza Tells His Storyマフィアのボスの妻と不倫した学生 アメリカ・ニューヨークのブリックリンに住んでいた当時17歳のラリー・マッツァさんは、自宅近くのスーパーマーケットで学生生活の傍ら食料品の配達の仕事をしていた。
裕福ではないがラリーさんは堅実な家庭で育ってきた。ところがある日、人生を変えることになる運命的な出来事が起こった。
配達先で、リンダ・スキローという年上女性と出会ってしまったのだ。
当時彼女は30歳か31歳くらいでした。でも彼女は僕には29歳だと言ったのを覚えています。ラリーさんは、当時の状況をこのように回顧した。
配達でその家の常連になると、彼女は僕にお酒を勧めてきました。最初は僕も仕事中だったのでソフトドリンクを飲んでいました。ラリーさんにとって、年上の女性は魅力的だったのだろう。やがて2人の関係は恋愛関係に発展した。
ですがだんだん親しくなるうちにバイトを終えた後、お酒を飲もうと誘われるようになりました
だがその女性は人妻だったのだ。しかも夫はマフィアのボス、グレゴリー・スカルパだ。ラリーさんは、後になってその事実を知ったという。
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photo by iStockコロンボ犯罪ファミリーの一員として引き入れられた 信じられないことに、スカルパは自分の妻が10代の若者と浮気することに寛容で、それを奨励さえしていたそうだ。
しかもスカルパはラリーさんに、リンダだけが彼の人生における唯一の女性ではないと語った。
スカルパは他にも妻がいることを打ち明けていました。ニュージャージーにも奥さんがいて、ラスベガスとマンハッタンにも奥さんがいました。マフィアの妻との情事を咎められることなく済んだラリーさんだったが、その代わりにスカルパはラリーさんをマフィア一家に引き入れた。
でも、それは私たち3人以外の誰にも知られてはならないと彼は言いました。もし誰かに知られたら、お前も俺も殺されると。
スカルパには他にもたくさんの女性がいて、リンダより20歳も年上で、リンダは妻の中で一番若かったんです。
スカルパにとってリンダは戦利品でした。でもスカルパが離れている間、若いリンダが他に恋人を作ることはわかっていたようでした。
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photo by Unsplash裏稼業を手伝い、ついには暗殺者に スカルパの犯罪組織集団はラリーさんを手元に抱え込み、合法的なビジネスで高給の仕事を与えた。
同じ女を共有することで、私たちはより親密になったのです。(ラリーさん)19歳になったラリーさんは、その後スカルパのギャンブル賭博を取り仕切る仕事に就き、週給1500ドル(約21万円)を稼ぐようになった。
やがてラリーさんは、マフィアの一員として暴力的な行為を重ね、暗殺者になってマフィアの抗争にも関わった。
しかし、コロンボ犯罪ファミリーの一員であるスカルパを巻き込んだ残忍なギャングの抗争が勃発した後、法律がラリーさんを追いつめるのは時間の問題となった。
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photo by Pixabay破天荒な人生を綴った著書を出版 結果的に4件の殺人を認め、少なくとも25件の犯罪に関与したとされるラリーさんは、終身刑が懲役10年に減刑されることと引き換えに、FBIと取引をしたそうだ。
その後、かつての生活についてラリーさんが書いた本『The Life』は、偶然の出会いによって運命をくるわされ、破天荒な人生を送った自身の日々が綴られた内容になっている。
現在、ラリーさんはフロリダでパーソナル・トレーナーをしているということだ。
References:'I had an affair with top mobster's wife – and ended up becoming a Mafia hitman'/ written by Scarlet / edited by parumo
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