
image credit:funny/Reddit
長きにわたる友情との出会いは、思いがけないものであることが多い。またその友情が国や文化や言語も異なる相手と築き上げられることも今日では珍しくない
今から10年ほど前、海軍に所属していたアメリカ人一家が日本の横須賀に駐在した。
そのとき、隣に住む年配の男性と親しくなった。その男性は、英語が苦手だったにもかかわらず、若いアメリカ人一家を心から歓迎することを英語で綴った手紙を送った。
その心温まる内容がSNSでシェアされると反響を呼んだ。多くの人が、友情には職種や言葉、人種や国境などの垣根はないのだということを実感させられたようだ。
日本に駐留したアメリカ人一家、隣家の日本人男性と知り合う Redditに投稿したテリーザさんは、当時海軍基地に所属していた夫と一緒に日本に駐在していたことを明かした。
横須賀に引っ越してきた夫妻は、新しい地域に引っ越した挨拶として近所住人にビールとチョコレートを配った。
その数時間後、夫妻は新しい隣人であり、ビールとチョコレートを受け取った1人であるヤマシタヒロシさんに会った。
ヤマシタさんは、アメリカ人一家の家を訪れ、トイレットペーパーと娘のためのぬいぐるみ、メモをプレゼントしてくれたという。
一緒に渡された手紙には、英語でこのように綴られてあった。
これは、直訳すると「お友達作戦ありがとうございました」となり、引っ越しの挨拶で贈り物を届けてくれた夫妻に感謝しているようにも見える。
だが、この一文をRedditユーザーは別の捉え方をした人もいたようだ。
夫妻が日本にやってきたのは2011年に起きた東日本大震災から2年後のことだが、手紙の"friend operation"とは、そのころにアメリカが日本の支援として行った「フレンドシップ作戦」のことを指しているのではないかと推測したのだ。
真偽のほどは不明だが、ヤマシタさんは苦手な英語にチャレンジし、なんとか英文を作り「あなたたち一家は隣人に歓迎されていますよ」と一生懸命伝えようとしたのだろう。
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pixabay
ずっと続いたヤマシタさんとの友情 その手紙に、一家は温かさを感じて感動した。
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その後テリーザさんはヤマシタさんに会ったときには、Google翻訳を使って日本語で会話し、今度はヤマシタさんが翻訳アプリを使ってメモを書いたという。
互いに相手を思いやる気持ちは、友情を深くする。長い友情を育み続けたヤマシタさんとテリーザさん一家が、今も同じように元気で交流を続けていることを願いたい。
References:Despite Language Barrier, Family Develops the Sweetest Connection With Japanese Neighbor/ written by Scarlet / edited by parumo
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長きにわたる友情との出会いは、思いがけないものであることが多い。またその友情が国や文化や言語も異なる相手と築き上げられることも今日では珍しくない
今から10年ほど前、海軍に所属していたアメリカ人一家が日本の横須賀に駐在した。
そのとき、隣に住む年配の男性と親しくなった。その男性は、英語が苦手だったにもかかわらず、若いアメリカ人一家を心から歓迎することを英語で綴った手紙を送った。
その心温まる内容がSNSでシェアされると反響を呼んだ。多くの人が、友情には職種や言葉、人種や国境などの垣根はないのだということを実感させられたようだ。
日本に駐留したアメリカ人一家、隣家の日本人男性と知り合う Redditに投稿したテリーザさんは、当時海軍基地に所属していた夫と一緒に日本に駐在していたことを明かした。
横須賀に引っ越してきた夫妻は、新しい地域に引っ越した挨拶として近所住人にビールとチョコレートを配った。
その数時間後、夫妻は新しい隣人であり、ビールとチョコレートを受け取った1人であるヤマシタヒロシさんに会った。
ヤマシタさんは、アメリカ人一家の家を訪れ、トイレットペーパーと娘のためのぬいぐるみ、メモをプレゼントしてくれたという。
一緒に渡された手紙には、英語でこのように綴られてあった。
わたしは、英語が話せません。プレゼントをありがとう。私の名前はヤマシタヒロシです。男性は英語を書くことも、話すことも苦手だったため、メモには理解しにくい箇所があったが、意図は明らかに純粋で心温まるものだった。
52歳です。(離婚して)1人暮らしをしています。
おそらく、ヤマシタさんは夫が海軍にいるかどうかを尋ねようとしたのでしょう。ぬいぐるみとトイレットペーパーも、よかったら使ってくださいと書いてありました。(テリーザさん)
Moved to Japan... met my neighbor.ぎこちない文面からも友達になれてうれしいという思いが伝わった ヤマシタさんは、手紙の最後を "Thank you for your friend operation.“という英語で締めくくっていた、
byu/theresa52 infunny
これは、直訳すると「お友達作戦ありがとうございました」となり、引っ越しの挨拶で贈り物を届けてくれた夫妻に感謝しているようにも見える。
だが、この一文をRedditユーザーは別の捉え方をした人もいたようだ。
夫妻が日本にやってきたのは2011年に起きた東日本大震災から2年後のことだが、手紙の"friend operation"とは、そのころにアメリカが日本の支援として行った「フレンドシップ作戦」のことを指しているのではないかと推測したのだ。
真偽のほどは不明だが、ヤマシタさんは苦手な英語にチャレンジし、なんとか英文を作り「あなたたち一家は隣人に歓迎されていますよ」と一生懸命伝えようとしたのだろう。
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ずっと続いたヤマシタさんとの友情 その手紙に、一家は温かさを感じて感動した。
ヤマシタさんはその手紙を翻訳アプリの助けを借りて自分で書いたようです。
彼が子供の頃、母親がアメリカ人の船員と付き合っていたとかいうことで、彼はほんの少しですが英語を知っていました。私と夫はヤマシタさんの文章にとても感銘を受けました。
引っ越しの挨拶の贈り物へのお礼なんて、私たちはまったく期待していませんでした。
なのに、素敵なプレゼントをお返ししてくれたのです。
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その後テリーザさんはヤマシタさんに会ったときには、Google翻訳を使って日本語で会話し、今度はヤマシタさんが翻訳アプリを使ってメモを書いたという。
私が住んでいた4年間は、定期的にプレゼントや食べ物を交換しました。夫婦がヤマシタさんからの手紙をSNSで公開してからすでに10年ほどの年月が経っているが、彼らは3年前にもヤマシタさんとの友情が続いていることを明かしている。
ヤマシタさんは素晴らしい隣人でした!私たちは毎日、朝のおしゃべりをしました。近所には年配の男性が4人いて、みんなとても優しかったわ。
一緒に近所のお祭りに行ったり食事をしたりもしました。みんなが恋しいし、彼らのことをよく思い出しますよ。(テリーザさん)
互いに相手を思いやる気持ちは、友情を深くする。長い友情を育み続けたヤマシタさんとテリーザさん一家が、今も同じように元気で交流を続けていることを願いたい。
References:Despite Language Barrier, Family Develops the Sweetest Connection With Japanese Neighbor/ written by Scarlet / edited by parumo
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