早く一緒に遊びたい!新入り猫のためにオモチャを用意してドアの前で待機する先住猫
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 先住猫がいる環境に、新たに子猫を迎え入れると決めた飼い主だが、彼らの初対面が上手くいくか、そしてその後も仲良くなれるかどうかは心配なところである。

 ある飼い主女性はSNSに、先住猫のディグルスと、新たにやって来た子猫のナラのはじめての出会いの瞬間の映像を公開した。


 ドアの前でにお気に入りのオモチャを持って来て、ナラと遊ぶ日を心待ちにしているディグルス。もちろん彼らは出会った瞬間から、仲良しきょうだいになったのだ。

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新入り猫のいるドアの前にオモチャを運んでくる先住猫 2021年の春、ディグルスが暮らす家に保護子猫のナラがやってきた。ナラは新しい家に慣れるまで、ドアの向こうの一室で暮らしていたのだが、先住猫のディグルスはその気配を敏感に感じ取っていた。

「ドアの向こうに何かいる? 遊んでいい?」

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 そこでディグルスは、自分のお気に入りのオモチャをドアの前まで運んできて、辛抱強くドアが開くのを待ち続けた。

 ドアの下からときおり覗く小さな足と戯れながら。


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 そしてとうとうその日がやって来た! ドアが開き、ディグルスは小さな「妹」と対面することに。

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初めて会った瞬間から仲良しに ふたりは出会った瞬間から、仲の良い兄妹に、そして親友同士になった。
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 そして3年が経った今、彼らの間には切っても切れないきずなが生まれ、飼い主さんの家族と一緒に、毎日幸せに暮らしているそうだ。
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捨て猫だったナラ、温かい家と家族と出会って幸せに 飼い主のNala meets worldさんは、家の周りにいる野良猫たちをこれまで9匹保護してきたんだそう。その最初の1匹がナラだったんだ。

 残りの8匹は、人に馴れなくてシェルターに残っている1匹を除き、全員が終の棲家を見つけてハッピーな第二の猫生を満喫しているとのこと。


 ナラは生後数週間で元の飼い主に捨てられたらしい。レストランの外でお腹を空かせていたナラを保護した投稿者さんは、最初は一時的に面倒を見るだけのつもりだった。

 だが愛くるしいナラと毎日暮らすうちに、彼女を手放すなんて考えられなくなくなってしまったんだそうだ。
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猫同士の初顔合わせは慎重に 先住猫がいる環境に、新入りの猫を連れてくる場合、大切なのは十分な時間をかけてお互いに慣れてもらうこと。ニオイに慣れ、気配に慣れ、声に慣れ、そしてお互いの姿に慣れ……。

 イギリスの動物愛護団体「Cats Protection」は、先住猫と新入り猫とのファーストエンカウントについて、次のようにアドバイスしている。
彼らを物理的に引き会わせる前に、お互いのニオイを嗅がせましょう。清潔で柔らかい布でそれぞれの猫を撫で、家の中や家具の周りに置いて、それぞれニオイを嗅げるようにしておきます。

慣れてきたら、お互いの姿が見えるようにしても大丈夫ですが、直接触れ合うのはまだ先です。可能なら猫たちの間にガラスか網戸を置いて、好きな時に近づいたり隠れたりできるようにしておきましょう。

そして猫たちが毛づくろいをしようとしたり、仕切り越しに頭をこすりつけたりといった積極的なサインを見せるようになったら、いよいよ対面させてみましょう。
written by ruichan/ edited by parumo

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