Googleが実際の航空写真を使ってロゴを作っていた!
image credit:doodles.google

 なんとリアルな地形だったとは。毎年4月22日は地球の環境保護に目を向けるアースデイだが、今年のアースデイのGoogle ロゴが航空写真の組み合わせだったことをご存じだろうか?

 記念日や祝日、イベントごとに変化するGoogle のロゴ「Google Doodle(グーグル ドゥードゥル)」はその都度話題になったりするが、今年のアースデイのロゴは動画で製作過程が明かされている。


 ならそれらは地球上のどこだったのか?NASAやエアバスなど、航空宇宙関係各社のアーカイブから採用した6つの写真にせまってみよう。

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Behind the Doodle: Earth Day 2024アースデイは6つの地域がGoogleロゴに 今年4月22日のアースデイ(地球の日)Googleのロゴは航空写真で作られた。その6文字は地球の以下の6つの地域をとらえたものだった。

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G:タークス・カイコス諸島(Turks and Caicos Islands)
 生物多様性にとって重要な地域を含む島々。サンゴ礁やこの諸島固有種のイグアナを含む絶滅危惧種の回復など、現在直面している環境問題に取り組む活動が行われている。

最初の o:メキシコのスコーピオンリーフ国立公園(Scorpion Reef National Park)
 メキシコ湾南部で最大のサンゴ礁がある公園。サンゴ礁や周辺の島々はアメリカグンカンドリの一大生息地でもある。絶滅危惧種の鳥類やウミガメの保護区もあり、ユネスコの生物圏保護区に指定されている。

2番目の o:アイスランドのヴァトナヨークトル国立公園(Vatnajokull National Park)
 ユネスコ世界遺産であるこの公園には、ヨーロッパ最大の氷河があり、この環境の生態系を守っている。火山と氷河による珍しい風景や独特の植物でも知られる。

g:ブラジルのジャウ国立公園(Jau National Park)
 アマゾンの熱帯雨林の中心にあるこの公園は、南米最大の森林保護区の1つ。マーゲイ、ジャガー、オオカワウソ、アマゾンマナティーなど、多種多様な種を保護している。


l:ナイジェリアのグレートグリーンウォール(Great Green Wall)
 グレートグリーンウォール プロジェクトは、アフリカの東西を横断する砂漠地帯、サヘル地帯に植林することで砂漠化を防ごうとする取り組み。この地帯に経済的機会、食糧安全保障、気候変動に対する回復力の向上をもたらすと期待されている。

e:オーストラリアのピルバラ諸島自然保護区(Pilbara Islands Nature Reserves)付近
 この保護区はオーストラリアのピルバラ地域に属する諸島にある。ウミガメ類やシギ・チドリ類、海鳥に属する絶滅危惧種の希少な自然生息地で、脆弱な生態系の保護に役立っている。
今年はプラスチック総生産量を60%削減する呼びかけ 今回ロゴになった地域はすべて、生物多様性、自然保護や絶滅危槪種の保護プロジェクトを進めている。

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 こうしている今も、地球の各地で地球を保護する活動が続けられているんだね。

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 ちなみに今年のアースデイのテーマは「Planet vs. Plastics」で、2040年までにプラスチック総生産量を60%削減することを呼びかけているそうだよ。特別な日を教えてくれるDoodle 検索に欠かせないGoogleのロゴの変化には、このようにその日にちなんだ意味が込められていたりする。ふだん検索のみの人でも、ロゴの違いで特別な日を知るきっかけになるというわけだ。

 ちなみにGoogleのトップ画面でいつものロゴが違って「あれ?」ってなった時は、そのロゴ(Doodle)をタップしたりクリックすれば、その日がどんな日なのかを知ることができる。

 またGoogle Doodleでは日付で過去のDoodleが表示される。

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image credit:doodles.google

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 自分の誕生日がどんな日かなどもわかるので、気になった人にはおすすめだよ。


References:designtaxi / doodles.google / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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