
体の大きさもさることながら、脚にも毛が生えていてそのモフモフ感がまるでジュラ紀の羽毛恐竜を彷彿とさせる世界最大級の鶏がいる。それは、ヒンドゥー教の創造神と同じ名を持つ「ブラマ(ブラフマー)」だ。
ブラマに魅了された一家は、美しい羽毛をもつブラマを何羽も飼育している。ある日のこと、裏庭でブラマたちが散歩していた所、猫がやってきた。
捕食上位に君臨するはずの猫だが、ブラマの大きさに圧倒され、どちらかというと捕食されそうになっているようにすら見えるんだ。
巨大な鶏「ブラマ」と猫のほのぼの風景
アメリカに住む一家は、ブラマという恐竜のような風情のニワトリに魅了されており、ペット用に飼育している。
ある日のこと、庭の芝生で2羽のブラマたちが散歩をしていた。この迫力!足のモフモフが超かっこいいな。
するとそこに猫が近づいてきた。猫とブラマは既に親睦を深めており、仲は良い。「猫さん一緒に遊ぼう!」と近づいてきたブラマだが、猫はその迫力に圧倒され、うっかり逃げてしまう。
気を取り直してまた近づいてきた猫だが、そのまます~っと通り過ぎて、飼い主の方に向かっていったようだ。
巨大な鶏、ブラマとは?
ブラマの起源については諸説あるが、19世紀半ばにアジアからアメリカに持ち込まれ、世界中に広まったとされている。
ブラマの特徴的な頭の形ととさかは、東ベンガル(インドとバングラデシュにまたがるベンガル地方のうちバングラデシュ領)の、チッタゴンから輸入されたグレイ・チッタゴン鳥との交配の結果であるとされている
その大きさは平均でオスは6kg前後、メスは5kg前後。中には8kgを超えるほど大きくなる個体もあるという。
全体が厚い羽毛で覆われており、足にも羽毛がある。これにより寒さに強い特性を持っている。
もともとは食肉用とされていたが、大きな体のわりに、性格はおとなしくて従順。大声で鳴くことも少ないので、最近ではペットとして飼育されていることが多い。
ブラマ(Brahma:ブラフマー)という名前はヒンドゥー教における創造神、四つの顔と四つの手を持つブラフマー(Brahma)に由来する。つまり神の名を持つ鶏なのだ。
確かに、ブラマはその巨大な体格と美しい羽毛、そして温和な性格から、他の鶏とは一線を画す存在感を持っており、神聖な名前にふさわしい鶏だ。
Instagramのアカウント『brahmalovers[https://www.instagram.com/brahmalovers/]』では様々なブラマの美しく神々しい姿を見ることができる。
ちなみにブラマは確かに大きいが、さらに巨大な種も存在する。
それは、ジャージージャイアント(Jersey Giant)で、その名の通りジャイアント。オスは最大で体重9kgにもなる。
Written by parumo