仲間が止めるもいうことを聞かず、マーモットのストリートファイッ!
 マーモットは社会性が非常に高い動物だ。ゆえに、仲間内でのいざこざも多い。


 仲間同士助け合いつつ、喧嘩もする。

 カラパイアでも過去にいくつかマーモットのファイッ!は紹介しているが、まるで人間を見ているかのように、きちんと仲裁する仲間も存在する。

 今回の動画は路上で争っていた2匹を1匹が止めにはいる映像だ。

血気盛んなマーモットのストリートファイト 路上に3匹のマーモット。そのうちの2匹が「おん?やんのか?」「やってやんよ?」「やるならやらねば」と戦闘モードに突入しようとしている。

 それを見ていたもう1匹のマーモットが「おいおまえら、やめとけよ」と戦おうとしている1匹を背中から抑え込もうとする。

 だが興奮状態にあったようで、まったくいうことを聞いてくれなかったようだ。

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 2足立ちでオラオラ状態の2匹

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 仲裁マーモットも、「あーあ、もう...」とあきれた感じながら、それでも2匹の近くを離れないあたり、なんかあったらまた仲裁に入ろうとしているのかもしれない。[画像を見る] マーモットとは マーモットは山岳地帯に生息するげっ歯類、リス科の仲間だ。この動画に出てくるマーモットは、おそらく中国東北部からモンゴルにかけての草原に生息するシベリアマーモットのようだ。

 シベリアマーモットの大きさは、体長、50~60cm、体重6~8kg程度。食性は植物食で、天敵はアカギツネ、オオカミ、ヒグマ、ユキヒョウ、ワシやタカなど。
冬には冬眠をする。

 がっしりとした体つきをしており、短い脚と強力な爪が特徴だ。これにより、穴を掘って、地下に高度な巣穴システムを作り上げる。

 彼らが巣穴を掘ることで土壌が撹拌され、地中に栄養素や空気などが送り込まれ、豊かな生態系を築くのに貢献している。

 マーモットはよく仲間同士で戦っているが、いったいどんな目的があるのだろうか?

 一説によると、マーモットの群れでは、個々の社会的地位が非常に重要であり、上下関係をしっかりとわからせるために戦うことがあるという。

 他にも1匹のメスを巡ってオス同士が争ったりする。食べ物を奪い合うこともあるだろう。[画像を見る]  仲間同士の喧嘩は、群れの結束力を高め、グループ内の社会的な絆を強化する役割を果たすこともあるそうだ。

 戦いに慣れることで、共通の敵に対して力を合わせて立ち向かうこともできるという。

 マーモット同士の戦いは、その高い社会性に関係しているようだ。彼らの行動は、生存と繁殖の成功を最大化するための戦略として進化してきたと考えられている。

written by parumo

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