カナダオオヤマネコのカメラ目線いただきました!イケメンすぎます!観察カメラがとらえた奇跡の瞬間
 アメリカ、ミネソタ州北部では、オオカミたちの生態を探るプロジェクトの一環として、自然の中にトレイルカメラを置いて、その様子を観察している。

 だが今回の主役は、オオカミではなくカナダオオヤマネコ先輩であった。

 先輩の魅力は、なんといっても太く長いもふもふな脚と、耳の先端の黒い房毛、凛々しい顔立ちになる。

 そして今回、奇跡の瞬間が捉えられた。なんと、カナダオオヤマネコがトレイルカメラの存在に気が付いて近づいてきたのである。そしてまさかのカメラ目線だ!これはお宝映像といっても差し支えないだろう。

カナダオオヤマネコのカメラ目線がかっこいい! 自然の中の生態系を解き明かすために、世界各地で野生動物観察カメラ(トレイルカメラ)が設置されている。

 アメリカ、ミネソタ州北端部にあるボエジャーズ国立公園では、オオカミや他の野生動物たちの様子を観察するための「ボヤージャーズ・ウルフ・プロジェクト」が行われており、350台のカメラが設置されている。

 そのうちの1台のカメラが奇跡の瞬間をとらえた。

 警戒しながらも少しずつカメラに近づいてきたのはカナダオオヤマネコである。なんと先輩は、カメラの目の前まで接近し、堂々とポーズをとっていた。

 カメラ目線までくれちゃったんだからもう。

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 さらにこの日は天気も良く、美しい自然とあいまってとてつもなくファンタジー。カナダオオヤマネコの美しさも数倍アップされている感がある。

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美しき森の捕食者、カナダオオヤマネコ カナダオオヤマネコは、北米大陸の固有種で、アメリカ北部、アラスカ州、カナダに生息している。(コロラド州では再導入された)

 体長は約80cmから100cm、尾の長さは短めで、約5cmから13cmほど。体重は8kgから14kg程度で、メスよりもオスの方がやや大きい。

 主にカンジキウサギ(Lepus americanus)を食べるが、齧歯類、ヘラジカ・トナカイなどの動物の死骸も食べる。

 寿命は野生下で10年から14年程度。飼育下では15年から20年ほどの寿命を持つ個体も存在することが報告されている。

 夜行性で、75m以上の距離から獲物を見つけることができる。この特殊な視力により、通常ではみつからない、トレイルカメラを見つけることができたのだろう。

 だが本来、カナダオオヤマネコは警戒心がとても強い孤高の動物なので、このようにカメラに姿を現すのはとても珍しいという。 References:Trail camera video shows lynx relaxing in north Minnesota woods / written by parumo

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