
海外の結婚式では、結婚指輪を神父に渡す「リングベアラー」が登場する。多くの場合は小さな男の子がこの役を担うのだが、最近では女の子やペット、動物などにやってもらうことも多くなった。
ハリーポッターの舞台ともなったイギリスでは、「大切なものをお届けする」ならあの鳥が適任と、フクロウにリングベアラーになってもらって結婚指輪を届けてもらうサービスが最近人気だ。
あるカップルも結婚式でフクロウ先生にリングベアラー役になってもらったのだが、とんだアクシデントが発生する。
フクロウ先生は指輪を持ったまま飛び去り、修道院の窓枠に止まると、そのまま降りてこなくなってしまったのだ。
リングベアラーのフクロウが結婚指輪を持ち去ってしまう 7月20日の午後1時、イギリスのウェスト・ヨークシャー州にあるカークストール修道院の敷地内では、結婚式が執り行われていた。
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image credit:photoAC
同じ日、修道院ではアーティストたちのコンベンションも開催されていた。参加者のカラム・ラッセルさん(29)は、お昼に敷地内をぶらぶら歩きながら、結婚式の様子を眺めていたらしい。
教会式の結婚式では、「リングベアラー」という役目を担う人物が、祭壇にいる新郎に結婚指輪を届けるという演出が行われることがある。
この日修道院で行われていた結婚式では、このリングベアラーの役目を、一羽のメンフクロウが果たすことになっていたようだ。
だがそのメンフクロウは、なんと指輪を持ったまま飛び去ってしまい、修道院の窓に降り立つと、そのまま下りて来なくなってしまった。
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指輪がなければ結婚式は締めくくれない。メンフクロウの調教師は、鶏肉で釣ってなんとか呼び戻そうとしたが、なかなかうまくいかなかったようだ。
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その後結婚式がどうなったかは不明だが、指輪がカップルのもとに無事戻ってきたのはとにかく良かったし、フクロウの調教師さんもホッとしたことだろう。
最近はイギリスに限らず、自分で買っているペットや、フクロウやタカなどの猛禽類に、リングベアラーを頼むケースが人気なんだそうだ。
今回はうまくいかなかったが、成功した場合はどんな結婚式になるのかというと、こんな感じらしいよ。
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Owl flies down aisle to deliver wedding rings
イギリスでは専門の会社がいくつもあって、結婚式需要に応えているそうだ。日本でも一部このサービスを取り入れている式場も出てきているようなので、もしかしたら今後流行るかも?
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Ring bearer owl causes a flap by disappearing for seven hours during wedding | SWNS舞台となった修道院は長い歴史のある廃墟 ところで会場となったカークストール修道院は、もともと西暦1152年に建てられたシトー会の修道院である。
それが1539年、プロテスタントに改宗したヘンリー8世によって閉鎖されて以来、500年近く廃墟となっており、そちら系のマニアにも人気のスポットとなっているらしい。
廃墟と言っても、地元のリーズ市がしっかり管理していて、今回のように結婚式の会場となったり、コンサートや演劇などのイベントに貸し出されたりと、積極的に活用されている。
ちなみにイギリスの古い建造物の御多聞に漏れず、ここにも幽霊も棲みついているようで、「ヨークシャーで最も幽霊が出る場所」の一つとしても有名なんだそうだ。
内部は一般公開されているので、ウェスト・ヨークシャーを訪れることがあったら、ぜひ訪問先に入れてみてはどうだろうか。
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
ハリーポッターの舞台ともなったイギリスでは、「大切なものをお届けする」ならあの鳥が適任と、フクロウにリングベアラーになってもらって結婚指輪を届けてもらうサービスが最近人気だ。
あるカップルも結婚式でフクロウ先生にリングベアラー役になってもらったのだが、とんだアクシデントが発生する。
フクロウ先生は指輪を持ったまま飛び去り、修道院の窓枠に止まると、そのまま降りてこなくなってしまったのだ。
リングベアラーのフクロウが結婚指輪を持ち去ってしまう 7月20日の午後1時、イギリスのウェスト・ヨークシャー州にあるカークストール修道院の敷地内では、結婚式が執り行われていた。
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同じ日、修道院ではアーティストたちのコンベンションも開催されていた。参加者のカラム・ラッセルさん(29)は、お昼に敷地内をぶらぶら歩きながら、結婚式の様子を眺めていたらしい。
教会式の結婚式では、「リングベアラー」という役目を担う人物が、祭壇にいる新郎に結婚指輪を届けるという演出が行われることがある。
この日修道院で行われていた結婚式では、このリングベアラーの役目を、一羽のメンフクロウが果たすことになっていたようだ。
だがそのメンフクロウは、なんと指輪を持ったまま飛び去ってしまい、修道院の窓に降り立つと、そのまま下りて来なくなってしまった。
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指輪がなければ結婚式は締めくくれない。メンフクロウの調教師は、鶏肉で釣ってなんとか呼び戻そうとしたが、なかなかうまくいかなかったようだ。
あとは指輪を交換するだけだったのに、新郎新婦にとっては惨憺たる状況でした。ラッセルさんは当時の様子をこう語る。フクロウが指輪を返しに来たのは7時間後の午後8時!でも調教師は本当にプロフェッショナルでしたよ
僕は午後5時にその場を離れたんですが。その後調教師と話した所、フクロウは結局、午後8時頃に指輪を持って戻ってきたそうですなんとメンフクロウは7時間もの間、指輪を持ったまま下りて来なかったらしい。
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その後結婚式がどうなったかは不明だが、指輪がカップルのもとに無事戻ってきたのはとにかく良かったし、フクロウの調教師さんもホッとしたことだろう。
最近はイギリスに限らず、自分で買っているペットや、フクロウやタカなどの猛禽類に、リングベアラーを頼むケースが人気なんだそうだ。
今回はうまくいかなかったが、成功した場合はどんな結婚式になるのかというと、こんな感じらしいよ。
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Owl flies down aisle to deliver wedding rings
イギリスでは専門の会社がいくつもあって、結婚式需要に応えているそうだ。日本でも一部このサービスを取り入れている式場も出てきているようなので、もしかしたら今後流行るかも?
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Ring bearer owl causes a flap by disappearing for seven hours during wedding | SWNS舞台となった修道院は長い歴史のある廃墟 ところで会場となったカークストール修道院は、もともと西暦1152年に建てられたシトー会の修道院である。
それが1539年、プロテスタントに改宗したヘンリー8世によって閉鎖されて以来、500年近く廃墟となっており、そちら系のマニアにも人気のスポットとなっているらしい。
廃墟と言っても、地元のリーズ市がしっかり管理していて、今回のように結婚式の会場となったり、コンサートや演劇などのイベントに貸し出されたりと、積極的に活用されている。
ちなみにイギリスの古い建造物の御多聞に漏れず、ここにも幽霊も棲みついているようで、「ヨークシャーで最も幽霊が出る場所」の一つとしても有名なんだそうだ。
内部は一般公開されているので、ウェスト・ヨークシャーを訪れることがあったら、ぜひ訪問先に入れてみてはどうだろうか。
[画像を見る]References:A couple had an owl be the ringbearer at their wedding — It flew away / written by ruichan/ edited by parumo
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