蒼山幸子の原点となった音楽
Letters / 宇多田ヒカル
小学校の頃音楽にはまってよく聞いていたのがヒッキーで、この曲は、歌詞が鮮やかで子供ながらに大好きでした。この曲のメロディが個性的なのと、リアルと景色の描写が入り交ざった歌詞が好きです。ピアノを弾いていたので、音楽は好きだったんですが、まだ自分で創るまでには至っていない、そんな時期でした。
10代、20代の節目となった音楽透明少女 / number girl
バンドで演奏するということの、楽しさを植えつけられたような思い出深い一曲。はじめて組んだバンドはこの曲をコピーしていたりして、これを聴くと高校時代の軽音部の部室が蘇ってきます。
カルアミルク(LIVE) / クラムボン
2006年発表の「3peace live at 百年蔵」からの曲。
高校生の時、「カルアミルク」を初めて知ったのは、クラムボンのこの『百年蔵』のカバーからでした。本当に素敵な曲だったし、素敵なカバーで感銘を受けて。
*KKBOXプレイリストは「3peace2」@20110930福岡・博多百年蔵2日目のLiveを掲載。
音楽活動を始めてから影響を受けた音楽
ブラインドタッチの織姫 / キリンジ
キリンジ好きです!
妙な魅力があるんですよね。歌詞も普通ではない! キリンジみたいなコードで、流れるようなメロディにしたいなあと思い、実は「黄昏のラプソディ」という曲を作りました。
ねむけざましのうた / たま
ここ2、3年ハマっています。
バンドを始めてからどっぷりハマってしまったのがたまでした。ほんと天才集団だなと思います。特に知久寿焼さんの曲の世界が好きで、この曲も弾き語りでカバーさせてもらったことがあります。 どこか切ないところ、その「切なさ」とある種の「ムード」を言葉にし、メロディで伝えていく感じが、ねごとと近い感じがあります。
100年後も誰かの心に残っていてほしい音楽
サマーヌード / 真心ブラザーズ
超名曲だな、と思います。最初の歌い出しだけで景色が立体的に見えてくる感じがすてきだし、大人になっても無邪気でいたいなと思えます。メロディも歌詞もすべてが完璧。真心ブラザーズのお二人のたたずまいも好きです。 この曲も、切なくて一瞬の刹那みたいなものを描いている、そんな切なさが美しいです。
pink triangle / Weezer
はじめて好きになった洋楽がWeezerでした。
現在のねごとサタデーナイト / ねごと
アルバムタイトルの「SOAK」は、「染み込む」、「染み渡る」という意味があって、聴き手の内側に染み込んでいくようなアルバムをイメージしました。
前作でもサウンドプロデュースに名前のあったBOOM BOOM SATELLITESの中野雅之さんとROVOの益子樹さんが3曲ずつ参加してもらっています。 中野さんが手掛けた「サタデーナイト」では、フロアライクではない胸に突き刺さるような曲で、でも景色が広がっていくようなサウンドを。逆に益子さんは、人力感を大切にするサウンドで、バンドの生を捉えていく感じになっていると思います。
INSIDE OUTSIDE / ねごと
ねごとワンマンツアー2018 「SOAK」
2月9日(金)【東京】LIQUIDROOM ebisuを皮切りに、全国15か所16公演、
ファイナルは4月21日(土)【東京】渋谷O-east
(KKBOXライター:KKBOX編集室)