『誰も知らない素数のふしぎ オイラーからたどる未解決問題への挑戦』(著:小山 信也)
素数が「数の原子」と呼ばれていることをご存じでしょうか。自然数の構成要素であるため、その名がついたのですが、この原子たちの特徴を明らかにすることは、「数の本質」を知ることにつながります。
本書は、そんな素数の深遠な世界を伝える一冊。もちろん数学の本ではありますが、コンセプトの一つは「素数の魅力は天才しか味わえないのか」という問いです。NHKの人気数学番組の監修も務める著者が、高校数学を駆使しながら、素数の性質を丁寧に解説してくれます。そして、最後にたどり着くのは160年超も未解決の難問、「リーマン予想」の、さらに先。数学史上最大の難問と称されるこの問題の先に、素数の原則に反するような「不自然な世界」が広がっているというのです。
ミステリーのようなふしぎな数の世界に、足を踏み入れてみませんか。
──学芸第二出版部 出口拓実
*****
■レビュワー
◎担当編集者
学芸第二出版部
*****
■本の紹介
◎誰も知らない素数のふしぎ オイラーからたどる未解決問題への挑戦
気鋭の数学者が「最先端」もまじえながら丁寧に解説する、素数の深遠な世界! 「数の原子」たちの性質をひもときながら、素数が残した未解決問題に挑戦しよう!
- - 主書名:『誰も知らない素数のふしぎ オイラーからたどる未解決問題への挑戦』
- - 著:小山 信也
- - ISBN:9784065368473
- - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065368473