【北京2024年5月2日PR Newswire=共同通信JBN】清華大学とそのパートナーが主催する2024年World Digital Health Forum(世界デジタルヘルス・フォーラム)は、ZGCフォーラム(中関村フォーラム)のAIテーマデーの要であることが明確になりました。北京のハイテクの中心地、海淀区で開催された本イベントには、世界中から70万人以上のオンライン参加者が集まりました。
フォーラムは海淀区人民政府、中国電子学会、清華大学臨床医学院、China Association for the Promotion of Science and Technology Industrialization(中国科学技術産業化促進協会)が共同で開催、先駆的イノベーションに焦点を当て、患者の幸福度を上げるためグローバルなパートナーシップを促しました。

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フォーラムには素晴らしい講演者がそろい、それぞれが進化するデジタルヘルス状況についてユニークな知見を披露しました。中でも注目されたのは、清華大学臨床医学院のDong Jiahong学術委員会会長と、2000年にチューリング賞を受賞した清華大学学際情報科学研究所のAndrew Chi-Chih Yao所長でした。また、世界工学団体連盟(WFEO)のMustafa Shehu会長と世界保健機関(WHO)のMartin Taylor駐中国代表の講演は、フォーラムで提示された全体的な視点を豊かなものにしました。19人の学者と70人の学部長が出席したこのイベントでは、AIの影響が一層強まっている時代の医療の未来について、幅広い議論が行われました。

フォーラムのハイライトは、中国の296都市の保健サービスの包括的評価を提供し、政府や地域の健康計画に役立つ健康指標の新基準となっている「清華都市健康指数」の発表でした。
さらに、「World Digital Health Forum Declaration(世界デジタルヘルス・フォーラム宣言)」が承認され、医療への普遍的アクセスに向けた強固な枠組みが定められ、グローバルな医療行為における協力、倫理基準、イノベーション主導の変革の重要性が強調されました。

フォーラムで極めて重要な位置を占める「学長対話」では、一流大学の指導者が一堂に会し、新たな生産力の推進と強固な医療人材育成システムの構築について議論しました。本セッションで清華大学は、病院、医学部、研究機関をつなぐ統合教育システムをつくり上げる計画を強調しました。このアプローチの狙いは、学際協力に長けているだけでなく、人間的価値観に深く根ざした学生を育成することです。対話では、診断精度や治療効果の向上にAIやデジタル技術が与えている影響の大きさも検討されました。特に、医療資源が限られている地域でこうした技術がリアルタイムの遠隔医療指導を可能にし、全国的によりバランスの取れた医療が提供できるようになる可能性が指摘されました。
さらにパネリストたちは、デジタルヘルス技術の開発、導入では倫理的で患者中心のアプローチの維持が重要であることを強調し、生涯を通して進化する患者ニーズに適応できるダイナミックなシステムを提唱しました。

2024年世界デジタルヘルス・フォーラムは、ハイレベルな議論を促し、デジタルヘルス分野の将来のイノベーションの触媒となりました。フォーラムの狙いは、デジタルヘルス産業を発展させ、デジタル技術を健康やライフサイエンスと統合し、ヘルスキャリアの新たな発展を促すことです。そうすることで、グローバルな健康転帰を向上させ、世界各地のコミュニティーの総体的幸福への貢献を目指しています。

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