汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は右京区太秦にあるとある交差点。東西南北の通常通り名で住所や場所を示す、京都特有のルールの例外パターンを示す謎の交差点。
例外パターンを示す謎の交差点
右京区太秦エリア。この日、ずっと三条通りを散策し、ここまでたどり着きました。地下鉄駅太秦天神川駅の地上。

普段は地下鉄、しかも電車の乗り継ぎ場所として利用することが大半。なので、この周辺を散策する機会もあまりないといいますか。


ずっと三条通を歩いているので、そこが三条通である、とわかる標識。

ちょうど矢印が東片側のみになっているため、御池通はここが終点であることがわかります。

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ハァ?となるわけです(笑)ここで私と同じようにハァ?となる方は、地元民あるいは京都マニア。

そんな昔からの都市整備が現在の町並みにも残り、南北、東西それぞれの通り名のわらべ歌もあるほど。『まるたけえびすにおしおいけ~♪』の東西に走る通り名の歌はよく知られています。

じつは、この交差点は今から10年ほど前に誕生した呼び名。
わらべ歌に出てくるような通りの多くは、平安京の中心『洛中』の通り名として歌がつくられたわけですが、『洛外』においても通りはさらに続き、洛中では東西、南北まっすぐに伸びていた通りも、洛外では必ずしもまっすぐではなくカーブを描いていることも。

そもそも、交差点名をつける際、明確なルールはないそうで、通常自治会や消防署、警察署で定着している地域の呼び名をつけるケースが一般的なんだとか。しかしながら、この三条御池の場合は名前を決める協議が行われた記録は残っていない、ちょっと謎多き地名でもあります。
つい見過ごしがちな標識ですが、この三条御池のような例しかり、他自由度ある通称だったり、偶然見つけて驚いたりするものも意外とあります。そんな視点で町歩きするのも面白いかもしれませんね。
基本情報
名称:三条御池場所:京都市右京区太秦下刑部町