発酵で健康!京都発酵食品部です☆今回は東山区六波羅蜜寺スグの場所に、創業300年余続く老舗種麹屋。全国の発酵食品に関わるさまざまな麹菌(もやし)を取扱うお店。
日本、いや海外の発酵食品をも司る“もやし”老舗
東山区、東大路松原を西へ行った六波羅蜜寺スグの場所。ここに、見るからに古い佇まいの創業360年余の歴史を誇る老舗種麹『菱六』があります。
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「もやし屋」というのは麹(こうじ)菌を扱う種麹屋のことを指し、日本にある発酵食品、味噌、醤油、酒などに使われる麹菌を安定した品質で提供するお店。裏を返すと、室町時代から微生物による作用で発酵食品ができるという認識があり、麹菌管理をしていた、ということになります。

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ここ菱六の取引先も現在では2000軒に上り、さらに世界的な発酵食品ブームにより海外からの問い合わせや引き合いも増えているんだとか。
この奥に麹を造る作業所・麹室(こうじむろ)があるそうです。

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で、わからないことがあれば、麹菌エキスパートでもある社長にいろいろ教えていただくこともでき、心強いです(笑)この時は小麦麹についてうかがいました。

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味噌づくりの手順は毎年決まった方法で麹だけいろいろ変えてみる、というやり方をとっていますが、まとめると以下になります。

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①乾燥大豆を12時間水戻しし、圧力なべで指で押つぶれる硬さまで蒸します。水煮でもかまいません。

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毎年、このやり方でほぼカビが生えることなく完成し、美味しくいただけます。
最初難しそうに思えますが、材料は種類も少なく配合も暗記できるほど簡単(笑)そして、手順も覚えてしまうと、そう難しくないです。そして味噌づくりの魅力は、一度つくるとその美味しさにハマり、毎年つくったほうがいいな、という結論に行きつきます(笑)冬場の寒い時期に仕込むのがベストですが、興味のある方はぜひ少量からチャレンジしてみてください!
詳細情報
名称:菱六場所:京都市東山区轆轤町79
電話:075‐541‐4141
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日曜日
関連サイト:https://1469.stores.jp/
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