おおきに~豆はなどす☆今回は左京区聖護院、丸太町通沿いにある隠れ家的人気の京町家割烹。驚きのコスパいいコース料理で旬の味覚を楽しめ、普段は予約がとれないこともしばしば。
知る人ぞ知る隠れ家的有名割烹
左京区聖護院、丸太町通り沿い。すぐ近くには京大付属病院もあり、比較的人通りの多い通りですが。そんな場所にある、こちらのお店。年季の入った格子戸に覆われ、一見何のお店だかわからない雰囲気ですが。
この近くで長らく働いている地元の知り合いすら、何のお店だか知らなかったようで(汗)隠れ家的な雰囲気。
前々から友人が推していた
懐石料理を出すお店。何度か来店しようと予約するも満席だったんですが、この日は新型コロナウイルスの影響で空いていて、予約がとれました。不幸中の幸いといいますか(笑)
格子戸で隔てられた細いエントランスの敷石を進む。
すると、年季の入った雰囲気の室内にはL字カウンターがあり、厨房には使ってはいないものの、古井戸と滑車、おくどさんらしき昔づくりの台所があります。かつて呉服商を営まれていた築120年の京町家。
さらに奥には掘りごたつ式の座敷部屋があり、普段だと全部満席になるような、人気店なんだそうです。
カウンター上では、最初に出すお料理仕込み中のご主人。
かれこれこちらにお店をオープンして10年以上経つ、ベテランの域。40代前半の方ですが。
さらに、何やらじっくりと炭火で焼かれている最中。この季節なので本もろこだろうな、とニンマリしながら観察。
私は最初ビールでしたが、友人は日本酒ということで、こちら。
滋賀県高島の萩の露、純米吟醸今朝しぼり。今朝しぼったという、出来立てほやほやのお酒。私も一口味見させてもらいましたが、フルーティーで少しピチッと感もある味わい。
で、最初のお料理。お盆に乗って登場。
一つは大皿にいろいろ盛られた八寸。見るからにわかる、季節の味覚がいろいろと乗っています。
その横にある、カラスミの乗った飯蒸し。どれも日本酒のお供ですね(笑)
いろいろありすぎて、途中説明を聞き逃したものもあるんですが(汗)大振りの牡蠣はいい燻製風味と旨味。もう走りなのか空豆素揚げ、名残なのかほおずきもありました。
シンプルな味わいのつみれ焼。
胡麻豆腐の上に雲丹も。
春ですね。ふきのとうの天ぷら。旬のホタルイカや魚卵炊いたんも。飯蛸煮、菜の花、わらびなど。
カラスミは一度火が通り、いい塩味と旨味を飯に移しつつ、さっぱりといただけます。
明石産、桜鯛のお造り。
これ、絶品でした。伊根町の大トロと利尻雲丹、生海苔とわさびですかね。お酒が進む進む。
で、発酵感のあるお酒ください!と店主泣かせなわけのわからない注文をし、出てきたこちら(笑)
福井県の黒龍、純米大吟醸 生酒 火いら寿。瓶がレトロで可愛くもあり。しっかりとした味わいの中に、華やかでフルーティー。
そして、友人チョイスの愛知県の醸し人九平次、うすにごり生酒。
さらにお料理が続き、椀物。
椀種には松葉ガニのしんじょう。上品なお出汁が張られ、彩に金時人参とうぐいす菜など。春を呼ぶ青菜、といったところでしょうか。サクサクとした歯触りもまたいい。
じっくりと炭火で焼かれた、琵琶湖産本もろこ。頭からがぶりと。
松葉ガニのほぐし身。甘みも感じ美味。
ここから揚げ物になります。揚げたてを供されます。まずは筍。歯ざわりがいいですね。撮り損ねましたが、ウドも。
ノビル。らっきょうのような。
雲丹の磯部揚げ。最高。
ここで、卓上に土鍋が登場。マグロとネギの白味噌仕立て。
マグロの脂と白味噌の相性抜群。
最後のご飯は釜飯で、しらす、筍、鯛、牡蠣など5種類からチョイスでき、しらすと筍に。
最後の最後で、けっこうボリューミーなのが大食漢の私たちにはうれしい(笑)
さらに土瓶に入った浅利のすまし汁と香の物も。
ご飯には金胡麻も添えられ、香ばしい風味も加わり、ウマウマ。筍ご飯もいただきました。
これ5人だったら、5種類シェアできるというわけで、なかなかうれしいサービス。
最後にお茶とお菓子。
とても香り高いほうじ茶アイスの最中。京都のほうじ茶は、とりわけスモーキーフレーバーが強いんだとか。京都のほうじ茶しか知らないので気づいてませんでしたが(笑)
今回、お料理だけで8000円のコース。飲み物いろいろ注文し、一人1万円程度。かなりコスパよく、いろいろな旬の味覚を楽しめ、大満足。紹介してくれた友人に、また連れて行ってほしいと懇願(笑)雰囲気も抜群で、これはできればあまり人に教えたくない名店でした(笑)
ヨ~イヤサ~♪
楽膳柿沼 への口コミ
詳細情報
住所:京都府京都市左京区東丸太町46-3
電話番号:075-771-1777
営業時間:ランチ:11:30~14:00 (LO13:30) ディナー:17:30~22:00(LO21:30)
定休日:月曜日