京都の夏の終わりを告げる五山送り火はお盆の精霊を送る伝統行事です。どちらで鑑賞するか?迷いましたが、広沢池で鳥居形と幻想的な灯籠流しで、精霊を送らせていただきました。
五山送り火 鳥居形と灯籠流し
五山送り火 鳥居形 広沢池にて
今年も猛暑だった夏もお盆が過ぎ、台風10号の動きでヒヤヒヤしましたが、大きな被害もなく無事に五山送り火が開催されました。
鳥居形は嵯峨鳥居本の曼荼羅山にあり、市内各所から見えるようですが、
灯籠流しと一緒に鑑賞できる広沢池で精霊を送るとともに鑑賞させていただきました。

広沢池(ひろさわのいけ)
大覚寺の東側にある灌漑用の池で、大きさは東西南北300メートルほどあるそうです。この日は広沢池東側で鑑賞しました。
早めに行きましたが、16時頃で池のほとり(水面のすぐそば)は既にたくさんの方が来られていました。
灯籠流し

五山送り火前日までは遍照寺にて受付、当日は児神社にて受付されています。



たくさんの灯籠が流されますが、一つ一つそれぞれの想いが込められているんですね。


待ち時間にはこんなにきれいな夕日が鑑賞出来ました。
19時頃から灯籠流しがはじまりました。

鳥居形の親火でしょうか。火が灯されています。


終始お経を唱える声が聞こえていました。
20時20分、鳥居形に火が灯されました。

毎年30分ほど火が灯されているようです。

一つ一つに火が灯され、灯籠には戒名やお名前だと思われる文字が書かれていました。
たくさんの灯籠を観ると幻想的で心が癒されました。

おおよそ30分で消えてしまうのは名残惜しいですが、点火のための準備から、火を灯し、維持することは大変だと思います。
ご先祖様も感謝と名残惜しい気持ちで、帰られたのではないでしょうか。

犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
京都「五山送り火」より鳥居形⛩
広沢池灯籠流し越しに見る景色が幻想的でした