おおきに~豆はなどす☆今回は東山区、京都五花街の一つである宮川町の昔ながらの関西伝統的スタイルの庶民派食堂。麺類と丼物が一通りそろい、定食メニューもあり。今回は冬こそ食べたい『けいらん』を求めて。
底冷えの季節にこそ食べたい熱々の『けいらん』
東山区四条川端下がり松原通り、京都五花街の一つ宮川町界隈へ。この日はこの近くにある京都ゑびす神社参拝の帰りの遅い昼食にこちらへ。
昔ながらの佇まいの古い庶民派食堂。地元や関西圏ではおなじみの『力餅食堂』。

『力餅食堂』は明治22年豊岡市で饅頭(まんじゅう)店として創業。その後、明治28年には「勝利饅頭」と改名し京都六角に開店。『力餅食堂』の店名は、創業者・池口力造翁の「力」と商品である「餅」からとったもの。




今回は熱々メニューで身体を温めたいと思い、けいらんうどん750円を注文。





あんかけの粘度が濃いめらしく、もっこりとしたふくらみをたたえ、べっこう色に輝く外観。いかにも美味しそう。玉子もいい具合に半熟。


熱々です。もちろん。で、いい玉子のトロトロかげん。白身と黄身の混ざり具合もよく、なんというか個人的なことですが、うちの母が作ってくれた玉子とじを思い出すような。そんな塩梅のいいあんかけ。出汁も少し甘みもあり、ほっこりとする美味しさ。

艶やかなあんかけ出汁にまみれたうどんは京都らしいやわやわのゆでうどん。噛む回数最小限で済む飲み物的なやつ。でも実際飲んでしまうと熱々すぎて食道やけどするので、うどんを冷ますために噛むような(笑)
一口、また一口と食べていくと、それに比例してじわじわと身体が温まり、汗ばむぐらい。


そして、一気にズルズルとうどんと出汁、玉子を口へ流し込む。

最近、こういう出汁感効いた大衆食堂系のうどんそばが定期的に食べたくなるんですよね。小さい頃から擦りこまれた味覚だからか。そして、そんな味覚が段々町から消えつつあるからか。寒い季節こそ人のぬくもりも含め、慣れ親しんだ味わいが恋しくなるものなのかもしれませんね。
ヨ~イヤサ~♪
力餅食堂 への口コミ
お昼は〜