■メガネ俳優・八嶋智人が初の"才能アリ"獲得!
この日、"メガネ"をお題に俳句に挑んだ顔ぶれは八嶋智人、飯尾和樹(ずん)、矢柴俊博、山﨑ケイ(相席スタート)、村上(マヂカルラブリー)の5人。その中で、八嶋がただ一人「才能アリ」を勝ち取った。
★才能アリ1位!70点
眼鏡落つ 押しくら饅頭 空を見る 八嶋智人
中学2年でメガネデビューしたという八嶋。「中学生にもなって冬の寒い時期に『押しくら饅頭しようぜ』って友達が言ってきて、嫌な予感がしたんですよ。案の定、バン!とぶつかってメガネが落ちて、『もう、言うたやん...』って空を見た経験が本当にあったんです(笑)」
過去3回の出演がすべて凡人査定だった八嶋が、今回はみごと、リアリティのこもった一句を仕上げてきた。夏井先生も「"眼鏡落つ"のあとに"押しくら饅頭"と来て、『ああ、これはメガネ踏んでぐちゃぐちゃにされるぞ、でも俺は何もできないぞ、ああ...と"空を見る"。この最後の"空を見る"の実感がいいですね。冬の空が広がって、そこにあきらめが出てくる』と納得の表情。「すごい進歩じゃないですか!素晴らしいです、素晴らしいです!直し?いらない、いらない!」と惜しみない賛辞を送った。
■矢柴俊博、"脇役の悲哀"を詠み込んで高得点
凡人ながら1位とわずか3点差の2位に入ったのも、メガネがトレードマークの名バイプレイヤー・矢柴。寒空の下、過酷な役柄を演じている場面を切り取った。
★凡人2位!67点
荒星を 映すメガネや 死体役 矢柴俊博
「この1年間で4度ほど"やられる役"をやりまして...。
開口一番、「実体験ならではの目の付けどころですね。とてもいい素材を捕まえてきたなと思います」と、着眼点のよさを評価した夏井先生。だが、荒星がメガネに"映る"という表現には「第三者が別のところから見ているという情景にもなり得ます」と鋭く指摘。「ご本人が死体役、ということならもうちょっと手を入れたほうがいいかもしれません」と鮮やかに添削してみせた。
<添削後>
荒星に メガネ冷えゆく 死体役
夏井先生の添削で、矢柴の作品はより冷え冷えとした感覚が伝わる一句に生まれ変わった。矢柴は笑顔を浮かべ「僕ら脇役の気持ちを現わしてますね、あの句は」と、添削に感じ入っていた。
■梅沢富美男、久々笑顔「壁、超えました!」
この日の「俳句」コーナーの締めを任されたのは、メガネデビュー小学3年生という特別永世名人・梅沢富美男。この日が誕生日だという梅沢、直近2回連続でボツとなっているだけにそろそろビシッと決めたいところ。
★お見事!
鼈甲(べっこう)の フレームにある 小春かな 梅沢富美男
昨年亡くなった兄・武生さんの思い出を詠んだ一句。「うちの兄貴が鼈甲のフレームのメガネをかけてましてね。その時に、よく小春日和っていう言い方がありますよね、ああいう光じゃなくて、滲んだような春の光を感じたんです。
久しぶりの"お見事"査定に「壁、超えました!」と喜んだ梅沢。夏井先生から「おっちゃんが苦手としてきた"かな"もちゃんと使えていますね。長かったよね!ここまで来るの」と久々に手放しで褒められ、満面の笑みで番組を締めくくった。
11月9日放送回はTVerでチェック!
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次回、11月23日(木)の「プレバト!!」は... 「俳句(お題は「コロコロ」)」と「一筆書きアート」才能ランキングを放送する。芸術性や文才など芸能人のあらゆる才能をプロが査定! 才能アリなら絶賛!才能ナシなら容赦なく酷評!浜田雅功が最強講師陣を率いてお届けする新しいカルチャースクール番組『プレバト!!』">『プレバト!!』はMBS/TBS系で毎週木曜よる7時放送。