焦げ目が食欲をそそる"鮎の塩焼き"も...日本一の食品サンプル工場で発見!所さんも唸るスゴ技最前線
2月17日放送の「所さんお届けモノです!」は、日本が誇る職人技を深掘りする新企画で、日本一の“食品サンプル”の工場に潜入!進化を続けるスゴ技最前線を3つの視点からレポートしました。香ばしい鮎の塩焼き、とろ~りねばねばの納豆+生卵かけごはんなど、サンプルとは思えないシズル感にスタジオの所さんもビックリ!

■日本一の"食品サンプル工場"に調査へ!

日本独自の文化として発展してきた食品サンプル。
喫茶店やレストランのショーウインドウで、誰もが一度は目にしたことがあるはず。実はこの技術が近年、心臓の血管を再現したカテーテル手術訓練器などさまざまな用途に応用され、大発展を遂げているんです!

芸能界イチの食品サンプルマニア・加藤諒さんが訪ねたのは、国内シェア60%を誇る食品サンプルメーカー「岩崎」の横浜工場。こちらでは、70人の職人さんがすべて手作業でハイクオリティな食品サンプルを制作しています。

■ポイント①進化する!"型取り"最前線

そんな食品サンプルのスゴ技最前線、1つめのポイントは"型取り"の進化。かつては型にロウを流して作っていた食品サンプルですが、新素材の合成樹脂が登場し、今では1ミリ以下の小さくて細いトゲや毛までもリアルに再現可能に。

新素材を使った技術革新は食品サンプルそのもののトレンドも大きく変えています。
「今までは出来上がった料理のサンプルが主流だったんですが、最近はチーズがあふれていたり、ソースをたらしている瞬間など"食べたくなる瞬間"を切り取るのがトレンドになっています」と、工場長の宮澤宏明さん。

そんなシズル感(食べたくなる表現)をどうやって作り出しているのか、この道33年のベテラン職人・山下勝好さんに実演していただくことに。一粒ずつ型取りした大豆とネギに醤油色のボンドを練り合わせて"糸"を作り、濃いオレンジ色の"黄身"をたらしかけると...ねばねば、とろ~りの納豆+生卵かけごはんの完成!
焦げ目が食欲をそそる"鮎の塩焼き"も...日本一の食品サンプル工場で発見!所さんも唸るスゴ技最前線


■ポイント②光る職人技!エアブラシでの着色

スゴ技最前線2つめのポイントは「職人にとって一番難しい工程」(宮澤さん)、エアブラシでの着色です。ペン状のブラシ本体についている突起を繊細に操作し、微妙な色の濃淡や線の太さ、グラデーションを表現。20色の塗料の配分にも、職人さんの経験と勘が光ります。

レジェンド・山下さんが、職人でも難しいという鮎の塩焼きの着色を実演!型抜きした鮎に、背中の黒い部分から色を入れていきます。

焦げ目が食欲をそそる"鮎の塩焼き"も...日本一の食品サンプル工場で発見!所さんも唸るスゴ技最前線


食欲を掻き立てる焦げ目のグラデーションは職人技の見せどころ!最後に黒を薄く吹きかけて飛び散った炭を表現すれば、完成です!ホンモノそっくりの鮎の塩焼きに、スタジオメンバーも大感激!

■ポイント③発想を磨く"コンクール"

スゴ技最前線3つめのポイントは、技術や発想を磨くため年1回行われているという社内コンクール。「お客様の商品を作る場合は"自分の色"を入れることはできない。年に1回、自分の自由な発想で作りたいものを作ることで、新しいアイデア、発想が生まれます」と宮澤さん。

スタジオには、宮澤さん作のコンクール出品作品が登場!

花瓶に活けられた美しい薔薇ををよく見ると...おいしそうなバラ肉!花弁の外側にいくにつれバラ肉においしそうな焼き色がつき、最後はジューシーな焼肉に...というアイデアがユニーク!
焦げ目が食欲をそそる"鮎の塩焼き"も...日本一の食品サンプル工場で発見!所さんも唸るスゴ技最前線


「今後も皆さんに、より食品サンプルの良さを知ってもらえたらなと思っています」という宮澤さん。日々進化を続ける食品サンプルのスゴ技最前線に、スタジオの所さんも「食品サンプル、スゴイね!我々をビックリさせてくれるね」と大喝采!


次回、2月24日(土)の放送は...
【春ギフトにも最適!】巨大展示会で見つけた未来のヒット商品
※スポット情報等は番組公式HPでも確認できます

「所さんお届けモノです!」はMBS/TBS系で毎週土曜日あさ7時30分放送。
公式HPはこちら

2月17日放送回はTVerで!※2月24日(土)7時29分まで