
■本物そっくりの"木彫り"作品に所さん仰天!
身近な食べ物を木で本物そっくりに作る、木彫りアーティスト・キボリノコンノさん(35)。

コンノさんのすごさは、本物さながらのリアルな質感。たとえばトーストの場合、表面に無数にある気泡がふわふわ感の源。そこでコンノさんは、リューターと呼ばれる小型の電動切削工具を使ってトースト表面の気泡を一つ一つ、忠実に再現していくんです。150種類ものビット(先端)を使いわけ、1枚のトーストに計5万個もの穴を削り、本物そっくりのふわふわ感を表現。一番細いビットはなんと0.1ミリというから驚き!
「観察力がないと、正解にたどりつけない」とコンノさん。0.1ミリ単位の観察力と、それを充実に再現する技術こそが、並外れたリアリティを生み出すポイント。「作業を始めるとトイレも食事も忘れちゃって、無音の中、無心で彫り続けている」というコンノさんに、同じクリエイターの所さんも「(無心で彫るのは)楽しいんだよ」と共感!
■皇室でも使用!300年の歴史を誇る"お六櫛"
長野県木祖村で職人歴51年の篠原武さん(81)が作り続けているのは、300年もの歴史を誇る"お六櫛"。細くびっしり並んだ歯が特徴で、歯と歯の隙間はわずか0.3ミリ!細い歯が髪を整えて枝毛やほこりを取り除き、静電気の発生を抑えてくれるため、とくだけで髪がツヤツヤ、さらさらに。その質の良さと歴史的価値から、皇室でも使用されている逸品です。
歯1本1本すべて手作業で削り出しているといい、使用するノコギリも篠原さん自身が手作りした特殊なもの。
高いモノで1万円以上するにもかかわらず、全国からファンが買いに来るという"お六櫛"。スタジオで実物を手にし、その職人技に所さんも「よくこの厚みでこんなに美しく削れるね!すごくない?これは」とビックリの銘品です。
■有名人からも依頼殺到!ユーモラスな"指人形"
表情と動きで笑いを呼ぶと有名人からも依頼が殺到している"指人形"。作っているのは、東京都文京区の指人形専門店「笑吉」を営む指人形職人・露木光明さん(77)です。
3本の指で右手、頭、左手を動かす「笑吉」の"指人形"は、世界的にも珍しい露木さんオリジナル。石粉粘土という特殊な粘土で作られた、ユーモラスでリアリティある顔が指人形の面白さを生んでいます。指を入れて動かすと、まるで生きているかのよう。1体4万円でオーダーメイドも可能のため、昭和のスター歌手や元総理大臣、大物落語家など名だたる有名人からも依頼が途切れないんだとか。
骨格を意識するのが、リアリティある顔づくりのポイント。「予想外の顔が出てくるところが面白い」という露木さん。人形の顔部分だけでなく、着ている衣装や小物もすべて手作り!
スタジオに所さん、新井ちゃん、田中さんそっくりの指人形が登場すると、3人とも大喜び!瓦せんべいを瓦に見立てた"瓦割り"を体験し、大盛り上がり!スゴ技職人たちのオンリーワンの技術をじっくり味わった3人なのでした。
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次回、3月30日(土)の放送は...
【近藤春菜がゆく!】春の江戸東京野菜でお花見弁当作り!
※商品情報等は番組公式HPでも確認できます
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「所さんお届けモノです!」はMBS/TBS系で毎週土曜日あさ7時30分放送。
公式HPはこちら。
3月23日放送回はTVerで!