8月千葉豪雨 アンダーパスで車が水没し男性死亡

8月の千葉豪雨ではアンダーパスで車が水没し、40代男性が死亡。2700台以上の車が路上で動けなくなりました。

このアンダーパスでは千葉豪雨を受けて8月、大雨の際の「事前通行規制」が全国で初めて導入されていて、冠水前でも「レベル4大雨危険警報」が発表された場合などには通行止めとなります。

さらに、国交省は9月4日から、北海道・釧路市や新潟市などの国道でも過去に冠水による車両の水没などがあった6か所のアンダーパスで大雨の際に「事前交通規制」を導入すると明らかにしました。

アンダーパスが多い場所とは?回避するには?モビリティジャーナリストの森口将之氏に聞きました。

大雨時に冠水リスク「アンダーパス」とは?

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アンダーパスとは、市街地の道路で道路や鉄道の下をくぐるため周辺より低くなっている区間のこと。

国交省によると、アンダーパスに設置された排水ポンプの能力を超える大雨となった場合、アンダーパスに水がたまるということです。

全国に3841か所も…関西で多いのは?

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国交省の調査によると、全国にあるアンダーパスは3841か所。都道府県別に見ると、埼玉・新潟に200以上あり、兵庫(188)・大阪(171)・滋賀(154)と関西でも多くなっています(※2025年3月31日時点)

<都道府県別アンダーパスの数>
1位 埼玉県 270
2位 新潟県 231
3位 兵庫県 188
4位 愛知県 175
5位 大阪府 171
6位 滋賀県 154
7位 東京都 153
8位 岐阜県 145
9位 富山県 125
10位 福島県 123
(国交省資料より 2025年3月31日時点)

千葉豪雨で死亡事故 全国初の「事前通行規制」導入

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8月13日の千葉豪雨では、千葉市のアンダーパスが冠水して車が水没。乗っていた男性が死亡しました。

そして8月31日、その死亡事故があったアンダーパスに全国初となる「事前通行規制」が導入されました。

<事前通行規制の基準>
▼レベル4「大雨危険警報」発令
▼1時間雨量50mm(予測も含む)
▼その他 冠水の可能性

冠水リスク高い他の6か所でも…

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9月4日からは、冠水リスクの高い全国の他の6か所のアンダーパスにも大雨時の「事前通行規制」が導入されました。

▼北海道 釧路市
▼山形  酒田市・鶴岡市
▼新潟  新潟市
▼鳥取  米子市
▼高知  須崎市

騒音・日照権・景観…なぜ高架ではなく「アンダーパス」なのか?

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冠水のリスクがあるにもかかわらず、なぜ高架ではなくアンダーパスが選ばれるのか?

モビリティジャーナリスト・森口将之氏によると、「そもそも踏切を減らすため、あるいは増加する交通量に対応するため、道路を高架かアンダーパスにする必要は増えている」ということです。

ただ、「高架にすると周囲の建物に対して騒音が問題になる可能性」や「住宅地であれば日照権の問題」があり、さらに「周辺の景観にも配慮して、アンダーパスが選ばれることが多い」と言います。

30cm程度の浸水で走行不能になることも…対策は?

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国交省の資料によると、車はわずか30cm程度の浸水でも走行不能になる場合があるということです。

水が床面を超えた場合、電気装置が損傷し自動スライドドアやパワーウィンドウが動かなくなるおそれがあります。

また、水がドアの下端にまで達した場合、内側からドアを開けることが困難になります(ドアの高さの半分を超えるとほぼ開けられない)。

その際は、脱出用ハンマーを利用して窓ガラスを割るという方法があります。こうした道具をもしもの時のために車に備えておくと安心かもしれません。

大雨の時はアンダーパスを通らないことが基本

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森口氏は「大雨の時はアンダーパスを通らないことが基本」で、「事前に位置を把握して迂回などを検討しましょう」と呼びかけています。

国交省は、アンダーパスなど冠水が想定される箇所の位置や冠水実績などが見られる「道路防災情報Webマップ」を提供しています。

大雨時の浸水リスクを避けるため、事前に位置を把握してみてください。

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(2026年9月4日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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