カメムシによる農業被害が拡大しています。

京都・木津川市の果樹園では、山から飛来したカメムシに柿の実を吸われ、収穫前に木から落ちたり表面がくぼんだり…水分や食感が落ちて単価が下がるものや、廃棄するものも。

収穫量は半分にまで減少したと言います。

「カメムシは隔年で増減する」例年の6倍飛来した地域も

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京都府によりますと、10月中旬までに確認されたカメムシによる柿の被害は、平年の3倍。

4月から10月上旬までに、木津川市を含む山城地域には例年の6倍のカメムシが飛来したといいます。

【カメムシ大発生】例年の6倍飛来した地域も…柿農家は悲鳴「収穫量が半減」「商品にならない」高温傾向・暖冬で各地に『注意報』来年も多くなる可能性
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大量発生の要因を専門家に尋ねると…

(京都府病害虫防除所 田中陽友技師)
「カメムシは隔年で増減する特徴がある。スギ・ヒノキの『豊作の年』『不作の年』が隔年で来るのが影響している」

今年は夏に大繁殖…エサを求めて山から一斉に下りてきたか

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秋に出現するカメムシは「果樹カメムシ」という種類で、スギ・ヒノキの種子を食べて育ちます。

今年の春はエサとなるスギ・ヒノキの種子が豊作で、夏に大繁殖。秋までに種子を食べつくしてしまい、エサを求めて山から一斉に下りてきたことが大量発生につながったとみられています。

気候変動の影響などで活動期間が長期化

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例年であれば、10月下旬になるとカメムシの数も減りますが、調査用のトラップにはいまだにカメムシが捕獲され続けています。

気候変動の影響もあり、活動期間が長くなっているということです。

(京都府病害虫防除所 田中陽友技師)
「そこまで多くないが、まだツヤアオカメムシが結構入っている。越冬する場所に戻らなくて、まだ気温が高いこともあり(トラップに)入っているのかなと」

殺虫剤など対策講じるも「いたちごっこ」

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柿農家は定期的に殺虫剤を散布したり、カメムシが苦手だとされるハッカ油を撒くなど独自の対策をしています。

しかし有効な手だてはなく、いたちごっこの状態に頭を悩ませています。

(鹿背山柿出荷組合 角井正幸さん)
「手塩にかけて育てているのに、外的要因で商品価値がなくなるのは悲しい」
「直売所に来られた人が『ここの柿はおいしい』『ここの柿を食べたらスーパーの柿は食べられない』という言葉を聞くと励みになる。それがなかったら萎えてしまいますね、これだけ被害が大きいと」

高温傾向・暖冬…カメムシの活動期間が延びている?

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一般的なカメムシは夏に成虫になって越冬し(一部死ぬ)、春に産卵して死ぬという一生を送ります(害虫防除技術研究所・白井良和代表)。

しかし、冬に気温が高くなると、越冬前の活動期間が延びるため市街地に出現することも。

暖冬の場合は「越冬カメムシ」が増加し、来年もカメムシが増える可能性があるということです。

「危険を感じるとニオイを出す」カメムシへの対処法は?

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まだまだ出くわす可能性のあるカメムシ。

白井氏は、まず室内に入れないために窓・雨戸をしっかり閉め(サッシのすき間に注意)洗濯物についていないか確認するよう勧めています。

カメムシは危険を感じるとニオイを出すため、室内で見つけた時はティッシュ・網・瓶などでそっと捕獲して外に放すといいそうです。

(2026年10月29日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

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