※この記事は『クライムライト/CRYMELIGHT』の体験版について紹介するため、体験版でプレイできるゲーム本編についてのネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。


ニンテンドースイッチ2/PS5/Steam向けに2026年11月5日に発売予定の『クライムライト/CRYMELIGHT』は、『CRYSTAR -クライスタ-』『クライマキナ/CRYMACHINA』に続くCRYシリーズの最新作です。少女たちが涙して戦うダークで幻想的な作品世界を特徴としており、ゲームジャンルは「ダーク美少女ローグライトアクション」となっています。

死者の魂が囚われる牢獄「ワンダーランド」を舞台に、記憶を失った少女アリスが主人公として登場。自らの罪とトランプを駆使して戦う、戦略性の高いアクションバトルが楽しめます。

今回は、この体験版を実際にプレイして、この耽美で切ないゲーム体験を余すことなくお届けします。

◆ストーリー
「罪に意味を与えてみせる」

 無垢な少女たちは、愛のために背負った罪と向き合い、懺悔するほどに力を解放していく。……覚悟と狂気の果てに訪れる、心震えるカタルシスを味わえ。

「おまえたちは、罪人だ」

 ここは、死者の魂が囚われる牢獄、「ワンダーランド」。記憶を無くした少女は、案内人・白兎に「アリス」と命名され、ティーパーティ会場へ導かれる。

 そこで「支配者である女王を倒した者だけが自由になれる」というゲームのルールを告げられる。アリスは、謎の少女「メアリ」と手を取り、元の世界へ戻るためゲームへの参加を決意する……。

◆お帰りなさい、あの「涙」の世界へ。
不思議の国のアリスをモチーフにした新たな「死後の世界」
記憶を失ったアリスが降り立つのは、「不思議の国のアリス」を連想させるティーパーティの会場。絵本の中から飛び出してきたようなメルヘンさと、どこか退廃的で不気味な空気が同居するビジュアルは、見る者の心を強く揺さぶります。

夜汽車氏が手掛ける華麗なロリータ衣装のデザインや、ダークで一貫性を感じさせるUIやアートワーク、そして久弥氏による重厚で物悲しい世界観の導入は、これまでのCRYシリーズファンはもちろん、新規のプレイヤーをも一瞬で物語の奥底へと引きずり込んでくれます。

筆者自身、過去のCRYシリーズは未プレイでしたが、本作のビジュアルを拝見した瞬間にその空気感へと強く惹きつけられ、体験版を手に取りました。それほどまでに、本作が放つ「狂おしくも美しい世界」には抗いがたいうねりがあります。

◆衣装に隠された「血液パック」の謎……体験版から紐解く、少女たちが背負う「罪」と哀切な過去
キャラクターの衣装や随所に散りばめられた細やかなデザインワークも見逃せません。例えば、アリスと共にコロシアイに参加する少女の一人、「チェシャ」。よく見ると、その右手には管が取り付けられており、その装飾には「血液パック」を思わせるモチーフが取り入れられています。

これらは単なるデザインのアクセントではありません。実際、チェシャは生前、自由に動き回ることができず、ずっと病院で入院生活を続けていました。そうした彼女の「後悔」や背負っている「罪」がビジュアルの細部にまで表現されているのです。

また、深い後悔や罪を背負っているのは、記憶を失っているアリスも同様です。
少女たちの過去は、フルボイスで紡がれるストーリーや生々しいセリフ回しを通して、少しずつ、そして確かな痛みを伴って明らかになっていきます。美しさとグロテスクさ、そして切なさが入り交じる独特のドラマ性は、先の展開が気になって仕方なくなるほどの吸引力を持っています。

◆アクション苦手でも大丈夫?アリスとシンクロしながら恐怖のディメンションを駆け抜けろ!
「ローグライトアクション」と聞くと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、本作は非常に直感的なアクションも魅力のひとつ。例えばニンテンドースイッチ版であれば、XボタンとYボタンをテンポよく押すだけでコンボが繋がり、シンプルながらも爽快感のあるアクションを楽しめます。

さらに、フィールドを滑るようにして高速移動する「クライムライド」を駆使した「ライドアタック」や、敵を掴んで放り投げるダイナミックな投げ技も使用可能。敵を倒すことで発生する「ワンダーディメンション」が広がっていくにつれて能力が強化され、戦うたびに立ち回りが加速していく充実感を味わうことができます。

くわえて、バトル中のカメラアングルを2つの画角から選べ、難易度や表示情報を自由にカスタマイズできるため、アクションが苦手な人でも安心してアリスとのシンクロを堪能できる親切設計となっています。

◆トランプを揃えるワクワク感!ゲームが苦手な人にこそ遊んでほしい、新感覚のビルドシステム
本作の最もユニークで面白いシステムといえるのが、ステージクリア時に入手できる「クライムカード」を用いたビルド構築です。

ローグライト特有の複雑な計算や頭を悩ませる要素は不要で、「5枚のカードでポーカーの役を作る」という、誰もが馴染み深い単純明快なルールを採用しています。役が揃えばカードのレベルが大きく上昇し、最初とは全く異なる手触りでバトルを楽しめるようになるのが非常に爽快です。

攻撃性能を極限まで高めるか、回復や立ち回りに特化させるか……トランプの絵柄(スート)を見据えながら、次に進むルートを選ぶ戦略性があり、選ぶたびに異なるシナジーを生み出すワクワク感がたまりません。

残念ながらゲームオーバーになってしまうと、その回のカードやスキルは失われてしまうものの、エリアクリアや敵からのドロップで得たパラメータの強化や、世界の変化といった要素はしっかりと引き継がれます。
アリスは遊ぶたびに永続的にパワーアップしていくため、リプレイを重ねるごとに確実に先に進めるようになり、病みつきになること間違いなしです。

体験版の時点で、すでに世界観・アクション・ビルドのすべてに強烈な引力が備わっている『クライムライト/CRYMELIGHT』。

夜汽車氏が描く耽美でダークなビジュアルや、久弥氏が紡ぐ少女たちの切ない過去の物語はもちろんのこと、ローグライトとしての奥深さとアクションの手軽さが絶妙に融合したゲームプレイの感触は、プレイヤーを一瞬で虜にするだけの圧倒的な熱量を放っています。美しくも残酷な「ワンダーランド」で、罪を背負った少女たちが狂気と救済の果てに何を見出すのか……。

トランプを揃える新感覚のビルドが生み出す唯一無二の化学反応を、ぜひあなたの手でいち早く体験してみてください。

『クライムライト/CRYMELIGHT』は、ニンテンドースイッチ2/PS5/Steam向けに2026年11月5日に発売予定です。現在、各店舗にて予約受付もスタートしています。
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