新任の阪神・矢野謙次打撃チーフコーチ(46)が1日、高知・安芸での秋季キャンプ初日から熱血指導を繰り広げた。午前8時から約10時間グラウンドに滞在し、首脳陣では一番最後まで見守った。

就任会見で「全員と会話したい」と宣言していた通り、打撃練習中はほとんどの選手に声をかけ「毎日続けていって、選手が素を出せるような関係性をつくれたら」と思い描いた。

 打撃指導の中では、早出練習から内転筋(太ももの内側の筋肉)を意識して使うように促した。「しぶとく粘り強い打撃になる。当たったときのスピードも違うので、打球速度も角度も良くなる」と重要性を力説。直接指導を受けた立石は、フリー打撃で4連発を含む16発のサク越え披露した。

 日本ハム、巨人で指導者を務めた経験が生きている。「アップデートしていきながら、今は阪神に来ている。現状で最高だと思うことを、坪井打撃コーチとも相談してより良いものを提供できるように」。新たな角度からメスを入れ、3冠王の佐藤が不在となる新猛虎打線を築き上げる。(藤田 芽生)

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