南海時代に強打の捕手として戦後初の3冠王に輝き、監督としても日本一3度を誇る名将・野村克也さんのゆかりのお宝の展示スペースが、静岡・伊豆市の「ホテルワイナリーヒル」内に「野村克也メモリアル」として新設され、30日に除幕式が行われた。全日本中学生野球連盟の志太勤一会長と、阪神・野村克則作戦統括コーチの妻・有紀子さん、野村さんの孫にあたる野村彩也子さんが参加した。
「野村克也メモリアル」には南海、ロッテ、西武、ヤクルト、阪神、シダックス、楽天と歴代のユニホームが飾られているほか、直筆のノート、色紙、トロフィー、写真パネルなど、その偉業に思いを馳せる品々が展示されている。
この日は「第24回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆」の開会式が行われた。31日から「伊豆志太スタジアム」と「伊東市営かどの球場」の2か所で、全国の代表16チームによって熱戦が展開される。
「野村メモリアル」の展示の数々を、食い入るように見つめる中学生がいた。代表チームの一つ、「オール群馬クラブ」の主将を務める菅野義海捕手(前橋市立桂萱中3年)だ。
「本当に有名な方なので。『野村さんはすごい選手だったんだよ』って、父親からもいろいろ話を聞いたりしてるんで、その方のメモリアルを間近に見られて、自分は本当に幸せです」
現在、中3ということは、プロ野球で最後に指揮を執った楽天監督最終年の2009年は、まだ生まれていない。それでも父との会話を通じて、「野村克也」という人名から「名選手」とのイメージが湧き上がる点が、野村番としてはなんだかうれしい。
菅野君は続けた。
「自分もキャッチャーなんで、野村さんのプレーっていうのはお手本となるような素晴らしいプレーばかりだったと聞いていますので、野村さんのような選手になりたいと思います」
そんな菅野君は巨人ファンだが、展示された7チームのユニホームを見つめながら「自分はヤクルト時代の野村さんのイメージが強いです」とのこと。今でも野村さんの数多くの著書を読めば、その教えを学ぶことができる。いつか「生涯一捕手」と色紙に記すほどの、すごいキャッチャーを目指していただきたい。










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