Googleドキュメントの音声入力テキスト編集に改行や削除などの新機能

「Voice typing」

米Googleは24日(米国時間)、ユーザーの声によってテキストを編集できる「ボイスタイピング(Voice typing)」機能を搭載したと発表した。音声によって文章を打ち込むだけの機能は、2015年9月に登場しているが、本機能は編集も可能になっている。


「ボイスタイピング」を使うには、ChromeブラウザでGoogleドキュメント使用時にツールメニューからセレクト。音声によるテキストの作成から、コピーや表の挿入、ハイライト機能などを利用できる。デモ映像では、文字の級数の変更、色の変更、改行、文章の訂正、顔文字の挿入など、多彩な音声対応を見せている。また「ボイスタイピング」使用中に「Voice commands help」と言えばヘルプも開く。

Googleは、思いついたアイデアを声で簡単に記録したり、メールを作成したり、小説を書いたりできるとしている。

なお、原稿執筆時では、対応言語は英語のみとなっている。


「ボイスタイピング(Voice typing)」で作成した文章

音声入力に関しては、アップルの音声アシスタント「Siri」を次期MacOSの「OS X 10.12」に搭載し、Macでも利用可能にするという報道もあり、各社が開発に注力している。今後は、オフィスなどでも「OK Google」「Hei, Siri」が飛び交うようになるかもしれない。

発表資料
URL: http://googledocs.blogspot.jp/2016/02/type-edit-and-format-with-your-voice-in.html
2016/02/26

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