~由来や歴史、開発経緯など~
「游明朝体」について
游明朝体は、字游工房による初の独自書体として登場しました。「時代小説が組めるような明朝体」をキーワードとして開発が進められ、字游工房での販売が開始されたのは2002年です。モリサワで提供されている游明朝体は6つのウエイトで展開されており、書籍のデザインなどでは1冊を通して統一感のある見映えを実現できます。~書体の特徴からポイント、使われ方まで~
「游明朝体」の特徴
時代小説を念頭に置いて開発された游明朝体は、クラシカルな印象を与えます。穏やかで柔らかな雰囲気の落ち着いたフォントです。文字の空間が均一に見えるように設計されており、丸みのあるウロコや柔らかな曲線の効果で上品な印象も与えます。書籍の本文に最適な書体ですが、ウエイトのバリエーションを活用して見出しなどでも有効です。見出しに特化したウエイトはBとE。これらの骨格はほかのウエイトとはやや異なり、ふところが狭くて引き締まっています。
~書体の活かし方やプロの視点~
制作デザイナーの解説コメント
游明朝体は、本文対応の明朝体としての代表格です。開発のコンセプト通り、まさに「時代小説が組めるような明朝体」で、印刷媒体には必須と言えるでしょう。今回の作例では本文を横組みにしていますが、縦でも横でもまったくストレスなくスラスラと読めるフォントではないかと思います。作例のポイント拡大

~書体スペックや収録製品~
「游明朝体」の書体情報


一覧に戻る
