「macOS Ventura」では、複数のアプリケーションとウインドウを管理・整理する新しい方法として「ステージマネージャ」が登場する。この機能では、ユーザーが作業しているウインドウを中央に目立つように表示し、そのほかの開いているウインドウは左側にまとめて表示。複数のアプリケーションでの作業用に、ウインドウをグループ化させて管理することもできる。
また、MacユーザーがiPhoneをWebカメラとして使えるようになる「連係カメラ」も注目の新機能の1つ。近くにiPhoneがある場合、スリープ解除や特別な選択の操作をしなくても、Macが自動的にiPhoneのカメラを認識して使える。
「連係カメラ」をワイヤレスで使うには、MacとiPhone(またはiPad)でWi-FiとBluetoothがONになっており、両方のデバイスが2ファクタ認証を使用して同じApple IDにサインインしていることが必要。この「連係カメラ」により、Macで「センターフレーム」などの機能も利用できることになる。また、iPhoneの超広角カメラを用いた「デスクビュー」にも対応。これはユーザーの顔と机上を同時に表示するもので、会議中に作業中の手元を相手に見せるシーンなどで特に役立つ。
そのほか、「メール」や「メッセージ」や「Safari」など、各種のアプリケーションでもさまざまな強化を予定。
「パスキー」は、デバイス上に保持される固有のデジタルキーで、強力な暗号化技術とデバイスに内蔵された生体認証(Touch IDまたはFace ID)を使用。「パスキー」はそれが作られたサイトでしか使えず、自分のデバイスから“離れる”ことがなく、Webサーバ上に保存されることもないため、“フィッシング”や“パスワードの流出”をはじめとする数々のセキュリティ面のトラブルから解放される機能として紹介されている。



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2022/06/08