第1回の配信については、ひろゆき氏のTwitterアカウントが「本人と見分けがつくのはあと数年の間かな」とツイート。本物とAIの見分けがつかなくなる日も近いと本人も認めるほどの完成度となっている。今回の第2回では、テキスト生成AI「GPT-4」での学習を行うことで、より自然な「ひろゆき氏」らしい対話が可能になったと発表しているとおり、さらに高いクオリティとなった。イントネーションがやや不自然な部分は拭えないが、一人称の「オイラ」や、しゃべりはじめの「基本的に~」「でも~」といった言葉はまるで人間の肉声のように聞こえるほどリアルな場面も見られる。今後の訓練次第でよりスムーズで自然な発話が可能になるのではないかと期待させる口調だ。
また、テキストAIをベースにしていることによる不具合も含まれている。「ひろゆきさん、最近読んだおすすめの日本の小説はありますか」という質問に対して「トウヤケイゴさんの作品」と返答。作品例として『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『容疑者Xの献身』を挙げていることから、「トウヤケイゴ」は「東野圭吾」であると推測できる。作家の魅力については「おもしろいストーリー展開と心に残るテーマが描かれていて、読みやすくて楽しめます」と回答しているが、当たり障りの無い表現なので、どんな作家にでも当てはまる回答内容のようにも聞こえる。日本語の表現として自然ではあるものの、回答内容自体にはブラッシュアップが求められると考えられそうだ。
一方で、AIならではの回答で興味深い返答を見せる場面も見られた。59分35秒あたりがら始まる「AIひろゆきさんは生まれ変わったら何になりたいですか?」という問いに対しては、AIだから生まれ変わることができないとしつつも「人間になってみたいかもしれない」と回答。
放送は3時間以上の長丁場となったが、チャット欄は終始活況に満ちていた。普段のリアルひろゆき氏を知る人たちからの「ビールのみなさいよww」や、頻繁に動いている様子に「落ち着きがないな」といった好意的なツッコミが見られた。配信開始が18時だったこともあり「AIひろゆきから目が離せなくてなかなかお風呂に入れない」という声もあるほど、多くの人から関心を集めたことがうかがえる。
URL:https://www.youtube.com/@AI_Hiroyuki
株式会社CoeFont
URL:https://coefont.cloud/
2023/04/13











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