エルマーとちょうちょ©DavidMckee/AndersenPress2023年9月3日(日)まで、姫路文学館 北館にて「ぞうのエルマー絵本原画展」が開催されている。「ぞうのエルマー」は、イギリスの絵本作家のデビッド・マッキー氏(1935~2022年)が1968年に発表した代表作。
本展では、日本では未刊行の作品を含む「エルマー」シリーズの絵本原画など、約170点が展示されている。

「ぞうのエルマー」は、カラフルなパッチワーク模様の象の物語。陽気でいたずら好きな「エルマー」が活躍する。

原作者のデビッド・マッキー氏は、イギリス南西部のデボン州で生まれ、美術学校に在学中から風刺漫画を手掛けた。卒業後は雑誌「Punch」や新聞などに挿絵を描くようになる。

1964年に初の絵本「TWO CAN TOUCAN」を出版。代表作である「ぞうのエルマー」シリーズは、世界で30タイトル以上、1,000万部が販売された。「Mr. Benn」のアニメーション作家としても活躍。2022年4月に南フランスのニースにて87歳で亡くなった。

今回の展覧会は、同氏の没後、日本では初めての大規模な回顧展。「ぞうのエルマー」の大きなぬいぐるみやキャラクターパネルと撮影できるフォトスポット、ぬり絵コーナーも設置されている。

■期間:
2023年6月24日(土)~9月3日(日)

■開催場所:
姫路文学館 北館
兵庫県姫路市山野井町84

■問い合わせ先:
姫路文学館
tel. 079-293-8228
url. http://www.himejibungakukan.jp/

デビッド・マッキー氏の代表作を中心とした「ぞうのエルマー絵本原画展」。日本では没後初の回顧展
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