Appleは、Swift Student Challengeを開催することを発表しました。次世代のデベロッパー、クリエイター、起業家をサポートするチャレンジで、学生たちのクリエイティビティやプログラミングの能力を称えるとともに、実用的なスキルを身につける機会を提供しており、受賞者には多彩な特典が用意されています。
応募期間は2024年2月の3週間実施予定です。

学生のチャレンジをサポート

Swift Student Challengeは、プロの開発者にも使われるSwift言語でのコーディングを学ぶことで、社会の重要な問題を解決するアプリを開発する可能性を広げています。学生デベロッパーの世界的なコミュニティの一員として、画期的なアプリを生み出すチャンスを得られる機会です。

参加者はSwift PlaygroundsやXcodeを用いて、アプリプレイグラウンドをコーディングします。これらの使用が定められいてるツールは、初心者から上級者まで幅広く対応しており、アイデアを基に素晴らしいアプリを生み出すためのすべての機能を備えた開発ツールです。

また、プレイグラウンドとは英語で「遊び場」を意味する言葉で、打ち込んだプログラミングの結果をその場で確認するというもので、Swift Student Challengeでは、3分以内で体験できるインタラクティブなシーンの作成が求められます。

優れたアプリは明確な目標と問題解決のアイデアから始まるという考えのもと、参加者は「App Design Workbook」を使用して、アプリのデザインプロセスの基本原則を学びながらアイデアを具現化します。さらに、Swift Playgroundsのチュートリアルを活用して、SwiftUIの理解を深めます。こうした学習を通じて、参加者は自分のアプリを設計し、新たなスキルを実践する機会を得ることができます。

ちなみにSwift Student Challengeの参加条件は、ソフトウェア開発スキルを習得中の学生デベロッパーを対象としており、該当する地域における最低年齢(例えば米国では13歳)以上でApple Developer Programのメンバーであることが必要となっています。

優秀なメンバーはApple本社へ招待される

2024年のChallengeでは、350名の受賞者の中から、特に卓越した作品を提出した50名の学生をクパチーノのApple本社へ招待します。さらに受賞者全員にはApple Developer Programの1年間のメンバーシップ、App Development with Swift認定試験の受験バウチャー、そしてAppleからの特別なギフトが贈られます。

参加者はコーディングのスキルを磨くだけでなく、学生たちは仲間にメンタルヘルスのリソースを共有するアプリや、キャンパスでの持続可能性の取り組みをサポートするアプリなど、社会問題の解決に貢献するクリエイティブなプロジェクトに取り組んでいます。
また、受賞者の中には、タイのチェンマイ大学の医学生であるGam Preenapunさんや、ドイツのSRH応用科学大学のAlexander Reinickeさん、シンガポールのニーアンポリテクニックのJia Chen Yeeさんなど、世界各地から多様なバックグラウンドを持つ学生が活躍していることも注目すべき点でしょう。

なお、Swift Student Challengeの詳細や参加資格は、公式ウェブサイトで確認できます。学生たちが自らの技術とクリエイティビティを世界に示す絶好の機会です。デザイナーやクリエイターを目指す学生にとって、自分のスキルを磨くだけでなく、インスピレーションを得るための舞台としても最適と言えるでしょう。

関連ページ:https://developer.apple.com/jp/swift-student-challenge/

Apple
URL:https://www.apple.com/

2023/11/16

次世代へつなぐAppleの「Swift Student Challenge」が再び開催! 学生の才能を世界に発信&サポート
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