カルロ・ファッキネッティ「母性愛」2023年12月15日(金)から2024年3月3日(日)まで、ハウステンボス美術館にて「ヨハネ・パウロ2世美術館展」が開催されます。西洋美術を語るうえで欠かせない「女性」が描かれた絵画をテーマとした展覧会です。
【目次】
会場で鑑賞できる絵画は、16世紀のルネサンスから印象派までの400年間にわたって描かれた、西洋美術史の中でも重要なものです。「母と子」「神話と伝説」「肖像」という3つの切り口から作品が取り上げられます。
本展は、レンブラントやゴヤ、父親も同名の画家であるルーカス・クラーナハなど、巨匠たちの作品を一堂に鑑賞できる絶好の機会です。時代による理想の女性像の変化なども垣間見ることができる企画となっています。
ルーカス・クラーナハ(子)「聖母子」第2章の「神話と伝説」では、27作品が紹介されます。ギリシア神話やローマ神話、キリスト教の聖書に記された場面を描いた作品が集められており、その中には女性たちもさまざまな姿で登場しています。アンソニー・ヴァン・ダイク「エジプトへの逃避途上の休息」などの作品が含まれている章です。
アンソニー・ヴァン・ダイク「エジプトへの逃避途上の休憩」第3章の「肖像」の作品では、描かれた人々の姿から当時に流行した服装や生活の様子もうかがえます。計22作品の中にはレンブラントの絵画もあり、展示されるのは1644年の「襞襟を着けた女性の肖像」です。
レンブラント・ファン・レイン「襞襟を着けた女性の肖像」
パレスハウステンボス外観また、会期中にはハウステンボスで「光の街のクリスマス」(11月10日~1月8日)や、「白銀の世界」(1月13日~3月10日)というシーズンイベントも展開中です。「光の街のクリスマス」では広場でのクリスマスマーケットや初開催のナイトショー「メロディ・オブ・クリスマス」を楽しめます。「白銀の世界」は、真っ白に輝く煌びやかな銀世界を堪能でき、「ファンタジック・スノーナイトショー ~白銀の世界 点灯式~」にも注目のイベントです。
「光の街のクリスマス」
「白銀の世界」■期間:
2023年12月15日(金)~2024年3月3日(日)
■開催場所:
ハウステンボス美術館(パレスハウステンボス内)
長崎県佐世保市 ハウステンボス町1-1
■問い合わせ先:
ハウステンボス株式会社
url. https://www.huistenbosch.co.jp/
【目次】
レンブラントなど巨匠たちの作品も展示
ポーランドの首都ワルシャワにあるヨハネ・パウロ2世美術館は、450点以上のコレクションを誇る美術館です。今回の展覧会では、同美術館に収蔵されている作品の中から61点が来日します。会場で鑑賞できる絵画は、16世紀のルネサンスから印象派までの400年間にわたって描かれた、西洋美術史の中でも重要なものです。「母と子」「神話と伝説」「肖像」という3つの切り口から作品が取り上げられます。
本展は、レンブラントやゴヤ、父親も同名の画家であるルーカス・クラーナハなど、巨匠たちの作品を一堂に鑑賞できる絶好の機会です。時代による理想の女性像の変化なども垣間見ることができる企画となっています。
3つの切り口で西洋美術400年の歴史に迫る
展覧会の構成のうち第1章の「母と子」では、キリスト教の聖母子や、それをもとにした母親と子どもを描いた作品が紹介されます。ルーカス・クラーナハ(子)の「聖母子」や、カルロ・ファッキネッティの「母性愛」など、この章で展示されるのは12作品です。


ハウステンボスの冬季イベントも同時開催
会場となる美術館のあるパレスハウステンボスでは、17世紀のオランダ宮殿が王室の許可を得て忠実に再現されています。今回の展覧会では17世紀前後の作品も多いため、当時の人々と同じ雰囲気を味わいながら絵画を楽しむ贅沢な体験ができます。



2023年12月15日(金)~2024年3月3日(日)
■開催場所:
ハウステンボス美術館(パレスハウステンボス内)
長崎県佐世保市 ハウステンボス町1-1
■問い合わせ先:
ハウステンボス株式会社
url. https://www.huistenbosch.co.jp/

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