フォントワークス株式会社が「筑紫RMミン Std B/E」をリリースしました。和文書体「筑紫書体シリーズ」の最新作です。
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同社のセレクトフォントサービス「mojimo」も2024年3月で6周年を迎え、20周年の「筑紫書体」とコラボした特別なキャンペーンが展開されています。「筑紫書体」と「mojimo」を組み合わせたイメージでTシャツやスマホケースなどのグッズが販売中です。オカモトレイコ氏がデザインを手掛け、オリジナルグッズ販売サイトの「SUZURI」で購入できます。
ウエイトはBとEの2種類で展開され、線の太さのコントラストが骨格の特徴の1つです。細い線はより細く、太い線はしっかりと太く設計されていてデザイン性が高く、強いインパクトを与えます。可読性とともに、遊び心がたっぷりと詰め込まれた書体と言えるでしょう。
明朝体に特有の「ウロコ」が三角形でなく丸みを持たせた形であったり、部分的に大胆にデフォルメされた字形が採用されていたりと、随所に遊び心が取り入れられています。今回のリリースに際して公開されたサンプルでは、特に「黒」や「然」の文字のデフォルメが印象的です。
この遊び心のある工夫は、書籍の装丁やパッケージデザインなどはもちろん、文字で魅せるリリックビデオのようなコンテンツとも相性が良さそうです。とても個性が強く、デザインに変化を生み出したいときに特に効果を発揮するでしょう。
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「筑紫RMミン」は、人気の「筑紫書体シリーズ」の中でも際立って個性の強いフォントであると言えそうです。デザインの中への取り入れ方によって、見る人に「おしゃれだ」という強烈な印象を与えられます。クセが強いフォントであるため、表現したい方向性とマッチしたときの効果は絶大です。
フォントワークス株式会社
URL:https://lets.fontworks.co.jp/
2024/04/01
レトロモダンな雰囲気で、リリックビデオなどのデジタルコンテンツでも利用しやすく、遊び心のあるデザインに仕上げられます。
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誕生から20周年の「筑紫書体シリーズ」
「筑紫書体シリーズ」は、フォントワークスが提供する誕生から20周年を迎えたフラッグシップフォントです。フォントワークス書体デザインディレクターの藤田重信氏が、2004年に「筑紫明朝」を生み出したことから歴史が始まりました。それ以来、「筑紫ゴシック」「筑紫A丸ゴシック」「筑紫Q明朝」「筑紫AMゴシック」などのフォントが次々と登場し、幅広いジャンルで活躍する書体シリーズとして展開されています。


線の太さの強弱がはっきりとした新書体
そのフォントワークスのフラッグシップフォントのシリーズから、新たに登場したのが「筑紫RMミン Std」です。年間定額制フォントサービスの「フォントワークス LETS」や「学生向けフォントワークス LETS」の契約者が、追加料金を必要とせずに利用できます。ウエイトはBとEの2種類で展開され、線の太さのコントラストが骨格の特徴の1つです。細い線はより細く、太い線はしっかりと太く設計されていてデザイン性が高く、強いインパクトを与えます。可読性とともに、遊び心がたっぷりと詰め込まれた書体と言えるでしょう。

随所に遊び心が盛り込まれた文字の設計
「筑紫RMミン Std」は、全体的にはレトロモダンな雰囲気が感じられます。どことなく気品も感じさせつつ、ファンシーなイメージを体現できる書体です。明朝体に特有の「ウロコ」が三角形でなく丸みを持たせた形であったり、部分的に大胆にデフォルメされた字形が採用されていたりと、随所に遊び心が取り入れられています。今回のリリースに際して公開されたサンプルでは、特に「黒」や「然」の文字のデフォルメが印象的です。

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「筑紫RMミン」は、人気の「筑紫書体シリーズ」の中でも際立って個性の強いフォントであると言えそうです。デザインの中への取り入れ方によって、見る人に「おしゃれだ」という強烈な印象を与えられます。クセが強いフォントであるため、表現したい方向性とマッチしたときの効果は絶大です。
フォントワークス株式会社
URL:https://lets.fontworks.co.jp/
2024/04/01

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