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持ち運びやすい製品の新ブランド「Movink」
「Wacom Movink 13」には、13.3型のサムスン製の有機ELディスプレイが実装されました。複数のOSに対応し、Windows、macOS、 ChromeOS 、Android(デスクトップモード対応機種のみ)と互換性があります。接続デバイスが15W以上の電力供給に対応していれば、USB Type-Cケーブル1本でつないで使えるモデルです。

表示サイズ13.3型アスペクト比16:9読み取り可能範囲294(幅)×165(高さ)mm本体サイズ約319.5(幅)×205.2(高さ)×4~6.6(奥行)mm重量420g
有機ELディスプレイの採用はワコム初!
ディスプレイはフルHD(1,920×1,080)対応です。10点マルチタッチ操作にも対応しています。輝度は350cd/㎡、コントラスト比は100,000:1、応答速度は0.2msで、視野角は水平/垂直ともに170°です(いずれも標準値)。
Pantone認証とPantone SkinTone認証を取得しており、工場出荷時にキャリブレーションも行われているため、色の信頼度も高い安心して使える製品と言えるでしょう。さらに色の再現性について細心の注意が必要とされるワークフローでは、別売の「Wacom Color Manager」でもハードウェアキャリブレーションを行えます。
ワコム初の有機ELディスプレイを採用したモデルであるため、視覚的な再現性だけでなく、描き心地の良さも特徴です。有機ELディスプレイの特性を生かしながら、同社のペンの中でも最速の応答速度が実現され、視差も最小限に抑えられました。

新しくデザインされた「Wacom Pro Pen 3」
「Wacom Movink 13」は、8192レベルの筆圧検知、最高0.005mmの傾き検出に対応しています。また、本製品はデュアルペンテクノロジーを初めて採用したモデルです。付属の「Wacom Pro Pen 3」のほかにも、「Wacom Pro Pen 2」などのプロ向けのペンや、「Dr. Grip Digital for Wacom」「LAMY」といった汎用ペンを利用できます。「Wacom Movink」向けに新しくデザインされた「Wacom Pro Pen 3」は、芯抜き付きの替え芯ホルダーを内蔵しています。ペンの性能としては従来の「Cintiq Pro」で使える「Wacom Pro Pen 3」と同じものですが、持ち運びに特化してコンパクトさ・ミニマムさを追求した設計です。

スタンドなど各種アクセサリーは5月下旬発売
筐体の表側の左右のベゼル部分には、ショートカットキーを割り当てられるタッチキーが配置されました。薄い「Wacom Movink」を抱えながら利用するときに便利な機能として紹介されています。タッチキーはWindows/Mac専用で、ChromeOSやAndroidには非対応です。また、本体の両側に搭載された「タブレットボタン」には、OSDメニュー、タッチ機能のON/OFF切り替え、ExpressKeysの機能を割り当てることができます。この「タブレットボタン」は長押しすることで電源のON/OFFボタンとしても動作します。
本体自体にはスタンド機能は内蔵せず、別売オプションでアルミニウムの折りたたみ色スタンド「Wacom Foldable Stand」が販売されます。


「Wacom Movink」は新しいディスプレイを採用した製品であるため、「有機ELペンタブレット」と表現されています。LCD液晶ではないため「液タブ」の呼び名は使われていませんが、スタイルの分類としては、「板タブ」でも単体の「タブレット」でもなく、ノートパソコンなどの別端末と接続して使う「液タブ」と同じ方向性のデバイスです。
これまでは既存の液タブをノートパソコンと一緒に持ち歩くのは大変だったため、外出先での使用をためらうユーザーも多かったかもしれませんが、「Wacom Movink」では邪魔にならない軽さ&薄さが実現されています。さらに、扱いやすい軽さとなったことのメリットは外出先での使用に限られず、自宅や普段の仕事場でも自由な姿勢でのクリエイティブ作業に役立つ製品となりそうです。
株式会社ワコム
問い合わせ:0120-056-814
ワコムストア販売価格:
「Wacom Movink 13」118,800円(税込)
「Wacom Foldable Stand」12,980円(税込)
「Wacom Movink Tablet Sleeve」7,480円(税込)
「Wacom Movink アクセサリーパック」24,200円(税込)
URL:https://www.wacom.com/ja-jp
2024/04/26
