【目次】
オリジナリティの問題に取り組むアーティスト
AOKIZY氏は、ポストデジタル時代の観点から「オリジナリティ」の問題に取り組んできたアーティストです。中央大学西洋画科を卒業し、ソウルを中心に多くの個展を開催してきました。2024年にはバレンシアでも「CAMOUFLAGE」展が開催されています。また、韓国はもちろん、上海やロンドンなど世界の各地でグループ展に参加し、2021年には大田市立美術館でのグループ展にも出品しました。AOKIZY氏は創作活動の中で、“軽い画像”(デジタルオリジナル)と “重い画像”(美術作品)が交差するアイロニーを浮き彫りにしています。「無限に複製可能なデジタル画像と唯一性が強調される美術作品が対比される」という矛盾を強調し、オリジナリティの意味を新たな観点から考察する作品が特徴的です。

タイトルの由来は分裂して繁殖するプラナリア
日本初の個展として開催される「プラナリア」展のタイトルは、分裂して繁殖する生物のプラナリアに由来しています。プラナリアのように「どちらが親でどちらが子なのか」「どちらが原本でどちらが複製なのか」の区別が難しい現代に対するメタファーです。

展示作品や初のソフビフィギュアを販売
本展では、今回の個展に合わせて制作された新作14点や立体作品3点が展示販売されます。

展覧会の会場では納品され次第で販売が開始され、ONLINE PARCOでも納品状況に応じて6月7日(金)の10:00以降に販売スタート予定です。オンラインと会場のいずれも、数量に達し次第で販売が終了します。
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■期間:
2024年6月7日(金)~6月24日(月)
■開催場所:
PARCO MUSEUM TOKYO
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4F
■問い合わせ先:
株式会社パルコ
url. https://art.parco.jp/
