note株式会社が「Canva」との連携を強化し、400点以上のオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始しました。これにより「Canva」で「note」のオリジナルイラストを使ったコンテンツを簡単に制作できるようになりました。
イラストは誰でも利用可能(無料)で、Canvaにある他の素材やテンプレートと組み合わせて使用することもできます。

【目次】

約10年間で台頭してきた「note」と「Canva」

「note」は、文章のほか画像/音声/動画を投稿し、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。2014年4月にサービスが開始され、2024年5月の時点で会員数が816万人に達しています。

「Canva」は2013年に創業し、オンラインビジュアルコミュニケーション/コラボレーションのプラットフォームを無料で提供しています。ドラッグ&ドロップを中心としたシンプルな操作性のエディターで、簡単にデザイン作業を進めることが可能です。

「note」と「Canva」の連携は、2020年12月に開始されました。これまでにも、「note」の編集画面から、見出し画像をはじめクリエイターページやマガジンなどのカバー画像をシームレスに作れる機能が提供されています。

制作したコンテンツは商用利用もOK

もともと「Canva」には豊富な種類のテンプレートやフォント、ストック写真、イラスト、動画、オーディオクリップを収録した膨大なライブラリーが備えられており、思いついたアイデアを簡単に “作品” へと仕上げることが可能です。アパレル業界から動画制作業界まで幅広い分野のニーズに対応し、プレゼンテーション/ドキュメント/Webサイト/SNS向けグラフィック/ポスターなどをデザインできます。

今回、新たに「note」のオリジナルイラストやテンプレートを「Canva」上で組み合わせて活用できるようになりました。イラストは誰でも無料で利用が可能で、「Canva」にあるほかの素材やテンプレートと組み合わせて使うこともできます。

note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
イラスト素材のイメージ制作したコンテンツは、「note」の見出し画像や本文の中でのビジュアルとして使えることはもちろんですが、「note」で公開する以外の用途でも自由に使うことができ、商用利用もOKです。

note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
「note」のイラストを利用して制作できるコンテンツのイメージ

イラスト素材の具体的な使用方法

「note」は、2024年3月から、オリジナルのイラスト素材「JOY」と、パーツを組み合わせてカスタマイズができるツールを無償で公開しています。

note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
3月から「Figma」上で公開されているイラスト作成ツール今回、新たに「Canva」でも使えるようになったのが、その「JOY」素材です。
具体的な使い方には、「Canva」の「note」公式アカウントから直接アクセスする方法と、「Canva」のトップページからアクセスする方法があります。

「Canva」の「note」公式アカウントからのアクセスでは、検索窓の隣にあるプルダウンメニューから「テンプレート」や「グラフィック」を選ぶと素材の一覧が表示されます。使いたい素材を選んで「デザインに使用する」を押し、作成したいデザインの形式を候補の中から選べばOKです。

デスクトップ版「Canva」のトップページからアクセスする方法では、ログイン後に画面の右上にある「デザインを作成」を押して、作成したいデザイン形式を選びます。画面左のサイドパネルから「素材」を選び、検索窓で「note」の公式IDである「@note-designs-team」に絞り込めば、素材の一覧が表示されます。使いたいものを決めて選択すると、キャンバス上に素材が表示されて編集が可能です。テンプレートを利用したい場合には、サイドパネルで「テンプレート」を選び、同様に検索窓で「@note-designs-team」を検索します。

note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
テンプレートのイメージ
note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
 * * * * * * * * * *

Canvaはオーストラリアのシドニーに本社を置いてサービスを展開しています。これまでのローカライゼーション施策の中で、日本独自のイラストや素材やテンプレートの導入は日本国内外のユーザーに喜ばれ、その成功を受けて今回の「note」との連携強化が実現したそうです。

「Canva」でシームレスに「note」のイラストを使えるようになったのはとても便利です。用途が「note」で公開するコンテンツに限定されないという自由度の高さも、大きなポイントと言えるでしょう。なお、「note」のオリジナルイラストの提供は、先行して2024年7月からAdobe社の「Adobe Express」との連携でも実現されています。


note株式会社/Canva
URL:https://note.com/
URL:https://www.canva.com/ja_jp/

2024/08/23

note、Canva上で誰でも無料で使えるオリジナルイラストとテンプレートの提供を開始
編集部おすすめ