【目次】
多方面で活躍する写真家・佐内正史氏
佐内正史氏は、2003年に写真集「MAP」(佐内正史写真事務所)で木村伊兵衛写真賞を受賞したことでも広く知られる写真家です。1995年に第12回キヤノン写真新世紀優秀賞を受賞し、1997年に写真集「生きている」(青幻舎)でデビューしました。これまで多くの写真集を発表し、国内外で展示やライブパフォーマンスを繰り広げています。多方面での活動を精力的に展開し、2021年には曽我部恵一氏とのユニット「擬態屋」で「DORAYAKI」をリリースしました。「DORAYAKI」は、佐内氏の詩と曽我部氏の音を合わせたサウンド作品です。そのほか佐内氏は、2024年にはマヒトゥ・ザ・ピーポー氏が監督・脚本を手掛けた映画「i ai」の撮影も担当しています。
手焼きプリントを特注の額に収めて展示販売
佐内氏は、2008年から自主写真集レーベル「対照」を展開し、多くの写真集が出版されています。その出版物からセレクトした写真作品を展示販売しているのが、Vacant/Centreでの展覧会シリーズ「展対照」です。2024年4月から5月にかけて第1部が開催され、「写真の体毛」「度九層」「島島」のアウトテイクから約30点が限定の手焼きプリントとして販売されました。

会場は「Vacant」のプロジェクトスペース
会場のVacant/Centreは、永井祐介氏が2009年に立ち上げた「Vacant」の拠点です。Vacantは「ある空間を『場』へと変容させる、文化的な営みの考察と実践」を目指し、多様な「場づくり(Place Design)」を進めています。Vacant/Centreのほかに活動の軸として、Vacant/MultipleやVacant/Worksがあり、Multipleはオリジナルのプロダクトレーベルです。

■期間:
2025年2月14日(金)~3月10日(月)
■開催場所:
Vacant/Centre
東京都渋谷区元代々木町27-6
■問い合わせ先:
株式会社VACANT
url. https://www.vacant.vc
