【目次】
Apple Intelligence対応のM3搭載機
本製品は、2024年5月に発売された「iPad Air(M2)」の後継機です。2013年の最初のモデルから数えると、第7世代のモデルに該当します。本体サイズやカラーバリエーションは前モデルから変更がなく、画面サイズのラインナップも13インチと11インチのままです。ストレージ容量は1TB/512GB/256GB/128GBから選べます。13インチiPad Air(M3)11インチiPad Air(M3)幅214.9mm178.5mm高さ280.6mm247.6mm奥行6.1mm6.1mm重量616g(Wi-Fi)
617g(Wi-Fi+Cellular)460g(Wi-Fi)
460g(Wi-Fi+Cellular)カラーバリエーションブルー/パープル/スターライト/スペースグレイ前モデルとの大きな違いは、新たにM3チップが採用されていることです。M3チップは2023年10月に発表されたファミリーで、今回の「iPad Air(M3)」は8コアCPU(4つの高性能コア+4つの高効率コア)と9コアGPUを備えています。Neural Engineは16コアで、AIの処理にも優れています。近年のAppleデバイスの主流である「Apple Intelligenceのために設計」された1台です。

堅実なパワーアップを果たした最新モデル
「iPad Air(M2)」から価格が変わっていないため、今回のモデルはこれから「iPad Air」を入手しようと考えているユーザーにとっては純粋に嬉しいアップデートです。Appleが発表したリリースでは、M3搭載のiPad AirでのマルチスレッドのCPUワークフローは「M1搭載のiPad Airよりも2倍近く高速」「A14 Bionic搭載のiPad Airよりも最大3.5倍高速」と紹介されています。M1搭載機は2022年発売の第5世代モデル、A14 Bionic搭載機は2020年発売の第4世代モデルです。

iPad Air専用の「Magic Keyboard」が登場
さらに今回の「iPad Air(M3)」の発表に合わせて、iPad Air用の「Magic Keyboard」も新たに登場しました。13インチ用が49,800円(税込)、11インチ用が46,800円(税込)で、3月12日(水)から販売されます。

無印iPadはA16搭載でストレージ容量が変更
そのほか、エントリー機であるiPad(いわゆる “無印iPad” )も、約2年半ぶりにアップデートされています。第10世代モデルはA14 Bionicチップを搭載していましたが、今回の第11世代モデルではA16 Bionicチップが採用されました。
iPad(A16・第11世代)本体サイズ179.5(幅)×248.6(高さ)×7(奥行)mm重量477g(Wi-Fi)/481g(Wi-Fi+Cellular)画面サイズは「11インチ」と表記されていますが、長方形として対角線を測った場合のスクリーンのサイズは10.86インチ(四隅が丸みを帯びているため)で、前モデルから変更されたわけではありません。価格には変更があり、Wi-Fiモデルが58,800円~(税込)、Wi-Fi+Cellularモデルが80,800円~(税込)となります。
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「iPad Air」の最新モデルでは、カメラなどにも前モデルからの変更はありません。単純にM3チップの採用でスペックが向上しており、価格が値上がりしなかったことが何より嬉しいポイントです。「無印iPad」はA16機で、SNSなどを中心に「Apple Intelligence対応」を前面に押し出したモデルとはならなかったことを惜しむ意見は散見されました。一方で「よりiPad Airとの棲み分けが明確になってきた」ととらえることもできます。
●参照:Apple、M2チップを搭載した新しいiPad Airを11型と13型のラインナップで発売
https://www.mdn.co.jp/news/7120
Apple
URL:https://www.apple.com/jp/
2025/03/06
