【目次】
ニューヨークで長年活動してきた現代美術家
1976年に岐阜県で生まれた松山智一氏は、ブルックリン在住の現代美術家です。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表しています。作品制作の中心となっているのは、アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象など、両極に位置する要素を有機的に結びつけることでの再構築です。異文化間での自身の経験や情報化の中で変化する現代社会の姿などが反映されています。
日本初公開作品も含む約40点を展示
会場には約40点の作品が展示されます。これまで上海やヴェネツィアやロンドなどで発表されて海外でしか見ることができなかった日本初公開作品もあり、最新作も含まれる充実の内容です。展覧会のタイトルであり新シリーズの名前でもある「First Last」という言葉には、「後の者が先になり、先の者が後になる」というパラドックス的な意味が込められています。アメリカ社会が抱える諸問題を起点に、混沌とした現代社会で「はたして我々は何によって報われるのか?」と問いかけてくるような作品群です。
永野芽郁さん収録の音声ガイドは無料
今回の展覧会では、ナビゲーターに俳優の永野芽郁さんが就任したことでも注目を集めています。永野さんは本展で音声ガイドに初挑戦しました。永野さんの声で鑑賞ポイントを案内してもらえる音声ガイドは無料で、手持ちのスマホで利用できます(イヤホンやヘッドホンを持参)。永野さんは、松山氏の作品について「近代的な情景に昔のモチーフが混ざり合っていたり、箱に入ったピザが出てきたり…!それが完璧に調和していて、時代を超えた文化の融合を感じます」との印象を受けたようです。
■期間:
2025年3月8日(土)~5月11日(日)
■開催場所:
麻布台ヒルズ ギャラリー
東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階
■問い合わせ先:
麻布台ヒルズ ギャラリー
url. https://www.tomokazu-matsuyama-firstlast.jp/











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