【目次】
出力スピードが向上したCMYK4色機
本製品は、エコソルベントインクを採用した4色モデルです。1.33インチの新ヘッドを搭載したことで、2016年に発売された従来機の「SC-S40650」から生産性が約28%向上しました。塩ビで13.5㎡/時(600×1,200・6パス)、ターポリンのバナーで19.2㎡/時(600×600・4パス)の出力スピードが実現されています。
タッチパネルは4.3インチに大型化されました。光学式タッチパネルであるため、手袋を着用したままでの操作も可能です。天面の一部はフラットなデザインとなり、パソコンや印刷物を置くスペースとして活用できます。インターフェイスは、USBおよび100/1000BASE-Tです。

※外付け乾燥ファンを使用した場合の高さは1,167mm重量278kg
安定性を高める機能で無駄と手間を削減
本製品は、従来機の「SC-S40650」にはなかった「ノズル自己診断システム」機能を搭載していることも特徴です。印刷ジョブごとにプリントヘッドのドット抜けが自動検知され、パネル上にアラートとして表示されます。いち早くドット抜けに気付くことができて、プリントミスによる無駄を最小限に抑えられる機能です。
「SC-S40650」で好評であった「オートテンションコントロールシステム」も搭載されました。メディア送りモーターとロール駆動モーターによって、メディアの重量やロールコア形状などが感知・制御され、安定した紙送りが実現される機能です。布ワイパーの「自動ヘッドメンテナンス」機能も踏襲されており、プリントヘッドとプリンターヘッドガードの表面から毛羽やほこりが除去されることで、メンテナンス作業の手間が軽減されています。
トータルコストを削減できる最長10年保守
長期間の利用のため、最長10年間の保守サービスも用意されました。長期使用が可能となることで、機器の入れ替えによるコストや手間を気にせずに、安心して長く使えます。製品と同時に購入できるパッケージ型の保守サービス「エプソンサービスパック」は、購入同時3年プランの標準価格が330,000円(税込)、購入同時5年プランの標準価格が594,000円(税込)です。更新用の1年ごとの保守料金は、製品購入日から5年目満了までの標準価格が165,000円(税込)、製品購入日から6年目以降の標準価格が264,000円(税込)となります。6年目以降は保守契約で更新でき、保守期間中は無償でユーザーの指定の場所にサービスエンジニアが派遣されて、その場で修理が行われます。

本製品で採用されている「UltraChrome G3インク」は、ラミネートなしでの屋外耐候性が最大3年とされています。テキストシャープネス機能も搭載されており、細かい文字もはっきりと出力できる大判プリンターです。着実に基本性能を向上させつつ、ユーザービリティの向上が図られた1台となりました。
エプソン販売株式会社
URL:https://www.epson.jp/
2025/05/12
