◆二宮和也、ラストシーンは3パターン撮影
脚本協力も行った本作が自身にとってどんな映画になったか問われると「ヘンテコな作品だなと思いますよ。やっぱり。なんて言うんでしょう?狙ってヘンテコになったわけじゃなくて。そもそもどうやってもヘンテコだったっていうのが、この映画の強いところだったんだろうなという風に思っているので」とコメント。「ちゃんと尖れるところは尖って、伝えたいことは伝えて。そういう広がりを見せていくという風な…僕のキャリアでどこのっていうことはないですけど、一つの、これから10年20年経って振り返ったときに、『あそこのときが』っていう点は、かなり大きな点になっているんではないかなという風に思いますね」とキャリアにおける重要な作品になった様子だった。この日は、究極の二択質問(全8問)に回答し、迷う男なのか迷わない男なのか判定する一幕もあった。
その後、改めてマイクを握った二宮は「何度も何度も自分たちで試行錯誤しながら作っていった作品なんですけれども、それこそ観ていただいたエンディングとかも、実は最後のラストシーンなんかは初日に撮ってて。上映されている作品のラストシーンとは違う形のラストシーンに、初日にチャレンジして。そこを目指していっていたんですけれども、初日に撮ったのが違うんじゃないかって言って、中盤あたりにもう一回撮って。またそれも違うんじゃないかって言って終盤あたりにまた撮って、今の形に収まっているんです」と告白。
そして「普段だったら、あまりやらないような手法だったり作業で進んでいった作品なので、それこそ水のシーンとかも、一発本番でCGみたいに見えるけど、実際に自分は受けて、吹っ飛ばされたりしてるとか。
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