【モデルプレス=2025/12/19】俳優のムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之、広瀬アリス、福田雄一監督が19日、都内で開催された映画『新解釈・幕末伝』初日舞台挨拶に出席。佐藤とムロが共演者を絶賛する場面があった。


◆佐藤二朗「非常に貴重な存在」人気女優との共演回顧

本作は、革命の志士・坂本龍馬(ムロ)や、龍馬の妻・おりょう(広瀬)など、幕末の人物たちの姿を新解釈で映画化。幕末の英雄・西郷隆盛を佐藤、桂小五郎を山田が演じた。

強気なおりょうを演じた広瀬は「このお三方の後の話、気まずすぎて(笑)」とぼやいたが、佐藤は「あなた、新参加とは思えないよ!」と初の福田組とは思えない芝居を見せていることを絶賛し、ムロも「たぶん『ヨシヒコ』出てたでしょ?『ヨシヒコ』からの歴史がある人がやることですよ」とべた褒め。広瀬の出演時間は短いものの、佐藤は「印象的にはずっと広瀬アリスは出ずっぱりだったんじゃないか」と言い、広瀬も「インパクトは残せたのかなとは思っています」と手ごたえがあった様子で「台本が、すごかったので。こんなにビックリマークってあるんだとか」「小さい『つ』もすごく多くて。それをそのまま現場で、お芝居で出したいなと思ったら、ああなりました」と振り返っていた。

佐藤は広瀬について「何回か舞台でも共演したことがあって、ここまで思い切ってやる女優さんも、良い意味で稀有だな、稀だなって思っていたんだけど、さらにその気持ちが大きくなりましたね。もう無茶苦茶だもん。無茶苦茶ですよ。あれをできる女優さんって、なかなかいないだろうなって思うし、非常に貴重な存在ですよね」と思い切りのいい芝居を褒めちぎっていた。

◆ムロツヨシ、佐藤二朗の“すごいところ”

W主演を務めた佐藤の“すごいところ”を聞かれたムロは「今回プロモーションで結構ご一緒させていただきました。お芝居以外でここまでご一緒することは、たぶん初めてだったと思います。
一緒にご飯もそんなに行く仲ではないですから。ただ、一緒にプロモーションという形でお客さんの前に立ったり、カメラの前に立たせてもらったりすると、恥ずかしいですが、呼吸が合うといいますか、やりたいことをお互い見抜いてくれて、見透かしてくれて、一つの形にしてくれる先輩でございますから、頼りがいがあるなと思います」とコメント。そして「撮影は皆さん観てもらった通り、今回重しとなってくれたこの先輩、生意気ながらも一緒に横を走らせてもらいましたが、まとめますと、頼りがいのある先輩でございます。追いかけがいのある背中でございます」と佐藤に対する信頼を明かした。この日は、山田と広瀬は時間をおいてから登場し、それぞれがムロと佐藤にお祝いの花束を贈呈。山田はムロと長く見つめ合って最後には笑顔を交わしていた。

『勇者ヨシヒコ』シリーズなどで共演してきた山田について、ムロは「先ほど『ヨシヒコ』とか名前が出ましたけど、孝之くんが看板を背負ってくれて、私たちはその周りをウロチョロしたり邪魔をしたりして、名前を憶えてくれた方も多いと思うので。山田孝之のおかげでこうなった部分もありますし、今自分が言い出しっぺで作品をやりたいって言ったときに、『参加します』と決めてくれたことが、まずは感謝・感謝・感謝ですね」とコメントした。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
編集部おすすめ