【モデルプレス=2025/07/03】櫻坂46が、6月25日に一期生卒業後の“新体制”として初となる12thシングル「Make or Break」をリリース。モデルプレスでは今作の表題曲センターを務める的野美青(まとの・みお)、BACKS曲に参加する石森璃花(いしもり・りか)、井上梨名(いのうえ・りな)、武元唯衣(たけもと・ゆい)にインタビューを実施し、楽曲の印象やグループへの思いを語ってもらった。
【インタビュー前編】

◆的野美青、表題曲初センターとしての覚悟

― 今作では、三期生の的野さんが表題曲で初めてセンターを務めます。まずは、センターとして名前を呼ばれた際の心境から教えてください。

的野:歴代のセンターの方々はその人らしさというか、強さだったり信念だったり、私から見ると近寄りがたい神聖さのようなものがあると感じていたので、最初は「自分にはそういう器はない」と感じました。でも、今はそういう気持ちも含めて前に進んでいこうと思っています。ずっと強くある必要はないし、「綺麗なものだけを見せよう」という気持ちよりも、全てをひっくるめて進んでいく覚悟を持って頑張っていきたいです。

― その覚悟は、センターとしての活動を通して芽生えていったのでしょうか?

的野:MV撮影の頃からだと思います。かっこいい楽曲ということもあり、パフォーマンスの中で不安や怖さをまとめてぶつけたとしても、それがコアな部分になったりもするんです。撮影をする中で「綺麗に踊ろうとしなくて良いんだ」「完璧を目指すというよりも、今の自分をありのまま映像に残そう」と思い始めて、そこから突き進む覚悟が湧いてきました。

― MV撮影中で印象に残っていることや、メンバーとのエピソードはありますか?

的野:強い心を持ってMV撮影に臨んだつもりだったのですが、途中何回か心が折れそうになってしまうことがあったんです。独り言で「私がセンターじゃなくても良いかもしれないな…」という弱音をつぶやいてしまったのですが、それをたまたま二期生の大園玲さんが聞いていて、「それは、美青がセンターでも良いってことだよ」と近くに来て言ってくださって。大園さんの言葉のおかげで、すごく心が軽くなりました。自分の映りやダンスを気にしすぎていた部分があったと実感して、そこからの撮影は深く考えすぎず、ありのままで臨むことができました。


◆石森璃花、BACKSセンターへの思い 井上梨名&武元唯衣も印象語る

― 今作にはBACKS曲として「港区パセリ」が収録されます。石森さんは今回2度目のBACKSセンターに選出されました。

石森:最初はすごく驚いたというのが率直な感想ですが、(センターという役割を)与えてくださったからには全力でやりたいと強く思いました。櫻坂46を強くするためにも「BACKSを強くする」というのは目標として自分の中にあったので、“四期生が参加していないBACKS期間も限られている”ということも意識しながら、頑張っていきたいです。

― 先輩から見た石森さんの姿はいかがですか?

井上:璃花ちゃんは櫻坂46の中でも1番“誰もが思うアイドル”というイメージですが、今回のBACKS曲「港区パセリ」はその可愛い璃花ちゃんから抜けて、魔性のような雰囲気というか、憧れの目で見てしまうような璃花ちゃんの姿が見られると思います。いつもは先輩を褒めるのが趣味なのかなと思うくらいメンバーのことを褒めてくれるし(笑)、メンバーのことをよく見てくれているんだなと感じることが多いので、「BACKS LIVE!!」の座長というポジションもぴったりだなと思っています。

武元:「港区パセリ」には璃花ちゃんのソロパートがあるのですが、可愛さの中にちょっとセクシーな雰囲気もあって、この曲の1番のアクセントになっているくらい存在感があるんです!璃花ちゃんのソロパートも是非楽しみにしていてください!

― 石森さんをはじめ、BACKSメンバーの皆さんの新たな一面が見られそうな楽曲ですね!「港区パセリ」という曲名も、解禁時から「インパクトがある」と話題を呼んでいました。

井上:最初は「港区パセリ」という曲名を見て、「最近港区で流行っている言葉なのかな?」と思わず調べてしまいました(笑)。そうしたら、高級な山椒を指す言葉だと知って驚きましたね。中毒性があって、何回も聴きたくなるような、みんなにハマってもらえる楽曲になっていると思います。

武元:私も「港区パセリ」という曲名は印象的だなと感じました。でも、何より楽曲自体がものすごくかっこいい曲で、ライブ映えしそうな1曲です。
掛け合いの部分だったり、メンバーの歌割りがコロコロと変わっていったりするところも、とても魅力的な歌になっています!

◆櫻坂46、一期生卒業で新たなスタート 変化したことは?

― 櫻坂46は11thシングルの活動をもって一期生が卒業し、新たなスタートを切りました。制作過程で実感する変化や、新体制初のシングルへの思いを教えてください。

的野:一期生さんが卒業された寂しさを、今のメンバーが埋めてくれているような感覚がありました。これまで一期生さんが作ってくださっていた雰囲気を二期生さんが作ってくださっていたので、今までと大きく空気感が変わるということはありませんでしたし、二期生さんは私たち三期生をずっと見守っていてくださって。一期生さんがかけてくださっていたような言葉も、二期生さんからたくさんいただくようになりました。それがすごく心強かったですし、本当に感謝しています。

石森:私にとって、一期生さんはグループにいる意味のようなもので、とても大きな存在でした。“憧れ”“尊敬”という気持ちはもちろん、私の中に“櫻坂46メンバーとして活動する覚悟”を芽生えさせてくれた存在です。そして、その思いは二期生さんの姿を見てより強くなりました。今作は、2度目のBACKSセンターをやらせていただいた意味を考えて、覚悟を持って、自分にできることをしたいと考えています。先輩方は皆さん1人ひとりが「グループのためにどうしたら良いのか」と考えて行動されているので、私も先輩方が見せてくださった背中を追いかけていきたいです。

井上:一期生さんがいないというのはすごく寂しいですが、グループ自体が常に上を目指して止まることなく、みんなが自分やグループの目標を叶えるために必死にやっているので、今回もみんなMVや楽曲を良いものにしようという気持ちで、前向きに制作していました。


武元:一期生さんはライブや制作のとき、カメラの前に立った瞬間の空気感をすごく強く持っている方がたくさんいて、デビュー当初からたくさんのことを学ばせていただきました。それまでふざけていても、ステージに立ったり、撮影が始まったりした瞬間に切り替える力を全員が持っていらっしゃったんです。その存在が今1人もいないと考えると、受け継いだものを私たちがちゃんと三期生、四期生に届くようにしっかりリードしていかなきゃいけないなと思っていますし、消えないように私たちが守って、繋いでいかなきゃなと思っています。

― 現在、新体制で初となる全国ツアー「5th TOUR 2025 “Addiction”」が開催中です。二期生、三期生の関係性に変化は感じていますか?

井上:三期生は元々みんな明るくて人懐っこいので、加入当初から人見知りの私に話しかけてくれるような子たちなのですが、ツアーを通してさらに距離が縮まっていると感じています!個人の変化としては、このツアー中は意識して三期生に「ここが良かったね」といったことを伝えられていること。今までは後輩にそういったことを伝えるのが苦手だったので、少しは成長できているんじゃないかなと思います。

武元:三期生があまりにも頼もしいので、こちらがリスペクトしなきゃなと思う瞬間も多いんです。自分たちでステージを作っていくという思いも伝わってきますし、私たちが引っ張っているというよりかは、同じ土俵に立って一緒にやっているという感覚があります。それこそ、璃花ちゃんとはこの期間で一気に距離が縮まって、プライベートでも何回か遊んでいます!ツアーはケータリングで各ご当地グルメを食べるのですが、三期生が気づいたら横に座って食べてくれていることも多くて、期関係なく座って、好きなものを食べて…という光景が当たり前に広がっていて。何の壁もなくみんなでライブの話をすることができているので、ご当地グルメに感謝しています(笑)。

★インタビュー後半では「夢を叶える秘訣」について語ってもらっている。(modelpress編集部)

PHOTO:矢沢隆則

◆櫻坂46・12thシングル「Make or Break」

表題曲「Make or Break」のセンターは、三期生の最年少メンバー・的野。
両翼はセンター経験者の二期生・山崎天(※「崎」は正式には「たつさき」)と田村保乃が担う。収録曲はBACKSメンバーによる「港区パセリ」のほか、今年4月にお披露目された新メンバー・四期生による初の期別曲「死んだふり」など。

◆井上梨名(いのうえ・りな)プロフィール

生年月日:2001年1月29日/星座:みずがめ座/身長:163cm/出身地:兵庫県/血液型:A型

◆武元唯衣(たけもと・ゆい)プロフィール

生年月日:2002年3月23日/星座:おひつじ座/身長:158.5cm/出身地:滋賀県/血液型:O型

◆的野美青(まとの・みお)プロフィール

生年月日:2006年11月8日/星座:さそり座/身長:167cm/出身地:福岡県/血液型:AB型

◆石森璃花(いしもり・りか)プロフィール

生年月日:2002年1月13日/星座:やぎ座/身長:159cm/出身地:群馬県/血液型:B型

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