◆北川拓実、役との違いに苦戦
本作は、⽇本でもファンの多い作家・アレックス・シアラーの⼈気⼩説『チョコレート・アンダーグラウンド』を舞台化したもの。とある架空の国を舞台に、国⺠が選挙に無関⼼だったために、極端な政党が政権をとってしまい、⽣活の中の「⾃由」や「楽しみ」であるチョコレートが⽣活から奪われたらどうなるのかを問いかける内容となっている。この日は共演する東島京、木村来士、平野綾、岡田浩暉、土居裕子、演出・石丸さち子も出席した。
主人公・スマッジャーを演じる北川は、役との共通点について「スマッジャーを演じるにあたって、すごく苦戦しまして。僕がもともと大人しい性格ですし、逆にスマッジャーはどんどんグイグイ行くというか。周りを引っ張って、チョコレートを取り戻すっていう動きに出るんですけど、そのお芝居をする時に、僕はなかなかグイグイ行けなくて、積極的に行けなくて」と稽古の日々を回想。続けて「特別レッスンを受けて、稽古をつけてもらって、それでどんどん作り上げてっていう…。このゲネから本番までで、もっと作り上げていけると思うし、苦戦したんですけど、とりあえず、グイグイいけたら今回は成功だなっていう気持ちで。頑張ります」と語った。
これを聞いた東島は「役者の北川拓実を見れると思います」と絶賛し、北川は「普段はアイドルをやらせてもらっているんですけど(笑)、役者の僕も見てほしい」と笑顔を見せた。
同じ質問にスマッジャーの同級生・フランキーを演じる木村は「最初に原作を読んだ時は、フランキーはもっと強くて芯のある男らしい人なのかなってイメージしてたんです。そうイメージして稽古に入ったんですけど、石丸さんに芝居をつけていただく時に、だんだんと『自分の魅力を活かしていいんだよ、少年らしさを活かしていいんだよ』っていう指導をしていただいて」とコメント。
最後に、キャストを代表して北川は「世界初のミュージカルをやるっていう責任はもちろんあるんですけど、稽古を今までやってきて、僕も自信を持って言えるくらい、この作品は面白いなって思っていますので。それを皆さんに届けたいですし、見てくださった方に、勇気だったり、心に炎を燃やしたい。そういう気持ちで、東京と大阪と富山がありますけども、全部駆け抜けて参りますので。皆さんぜひ劇場まで足を運んでいただけると嬉しいです」と呼びかけていた。(modelpress編集部)
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