◆梅宮アンナ、がん診断後の食生活明かす
2024年8月に乳がんの「浸潤性小葉がん」ステージ3であることを公表した梅宮。抗がん剤治療や右胸の全摘出手術、放射線治療などを受け、現在は投薬治療中である。がん診断後の食生活について聞かれた梅宮は「2024年の私は、その年の前年度、2023年からダイエットを始めていた」と回顧。そして「私、人生の中で4回ぐらい、かなり体重が増える体験をしまして。自分が29歳の時に出産した時に、35キロ太ったんです」と打ち明け、「85キロで出産をして、それから私は食べるとちゃんと身になるような体質になっていまして、過去4回ぐらい、80台を超すぐらい太った」と明かした。
診断の時点でダイエットをしていた梅宮は「告知された時に、私は体重が56キロだったです」と言い、「私の56キロっていうのは、非常にカリカリなんです」と説明。続けて「私は当初、先生から言われていたのが、抗がん剤をやるときに体力が必要です、と。抗がん剤を受ける体が、どちらかというと痩せ型よりもちょっとふくよかな方が抗がん剤は耐えられるというお話をされたので、56キロの私は太んなきゃいけないなと思った」と話した。その後、「とにかく抗がん剤に勝つようにということで、15キロ太った」とし、「今振り返るとですけど、体重を増やしたことによって治療がちゃんと進んでいったと思います」と述懐。現在については「徐々に体から抗がん剤が出てきたり、いろんな副作用の薬が出てっている中で、昨日の段階で体重が60キロを切りました」と語った。
さらに、がんが分かった当時に関しては「私のステージ3というところの治療の長さと、抗がん剤を使うと体中の全体毛がなくなってしまうという衝撃なことを言われたのが1番ショックでした」と吐露。「髪の毛がなくなってしまうということは1回も経験したことがないことでしたし、皆さんもお分かりかもしれないんですけれども、私自身がすごく髪型とか髪の色とかにこだわって生きてきたので、そこをそのままごっそり取られちゃうというのが、私の人生の中、どうやって生きていったらいいのかな、と」と髪への思いに触れ、「髪の毛がなくなる自分を正直、最初は受け入れられなくて、10日間ぐらいですかね。
がんの治療で髪の毛が抜けた人々の姿をインターネットで見たことで、抗がん剤治療に前向きになれなかったという梅宮は「髪の毛のない写真を見たときに、抗がん剤をやめちゃうという選択があるんであれば、私は、素敵なウィッグを見つけて、素敵にお化粧も洋服も普通に見せることによって、『世の中にはこういうウィッグがあるんだ』ということを見せてあげることの方が前向きなものではないかなという風に思いまして、その日から私は髪の毛のないところは絶対にアップしないと決めました」と語った。
◆梅宮アンナ、涙浮かべ感謝伝える
さらに、全摘出した右胸に関しては「片方だけ(胸を)なくした人用に作られるブラジャーが日本に存在していなかった」として、手術後はオンラインで購入したアメリカの下着で対応したという。「11月に手術をして、私自身がそのブラジャーから離れたのが大体6月ぐらい」とし、「今、自分がどうしているかというと、私は何も入れてません」と告白。「通常の、今まで使ってたブラジャーを普通にこっち(左胸)はやるんだけど、片紐は外してやっています」と現状を伝えた。
「(右胸の)再建は、今後はまだ考えていません」とも話し、「脇のところから2、3センチの傷が私はあるんですけども、そこに対してもう1回そこに胸を作ろうという気持ちは正直ない」ときっぱり。「こうやって洋服を着ても、手術前だったら絶対に入れるべきだと思っていたんですけど、実際に自分がやっぱなくした時に、別に胸が必ずなきゃいけないということはないんじゃないかという風な考えを持っている」とした上で、「私の話を聞いて、どこかの誰かが1人でも、『アンナちゃんも胸がなくても全然堂々と生きてるじゃない』という風に思ってくれたら、誰かが楽になったらいいなと思いますので、そういう思いです」と力を込めた。
イベントの終盤には、来場者に向けたメッセージの後、思わず目に涙を浮かべる場面も。「泣くつもりじゃなかったんだけど、やっぱり嬉しいんだよね。こうやって、ちゃんと仕事ができたりして、本当にみんな、いつもありがとうございました。ごめんなさい、泣いちゃって」と感謝を伝えて拍手を浴びた梅宮は「やっぱり“生きてる”って、すごい感謝しなきゃいけないですよね」としみじみ。
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