【女子旅プレス=2025/09/17】アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのエクスポジション・パーク内に、映画監督ジョージ・ルーカス氏の構想による新施設「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」が、誕生。開館時期は2026年を予定している。


◆巨匠ジョージ・ルーカス氏構想の新ミュージアム

ルーカス氏とメリディ・ホブソン氏の共同設立により、約4.5ヘクタールの広大な敷地に建設される同ミュージアムでは、「物語を描くアート」に特化し、映画、イラスト、絵画、写真など多様な作品を展示。作品が語るストーリーや世界観を通じて、鑑賞者の想像力を刺激する新たな芸術体験を提供する。

建築面積は約2万8,000平方メートル(うち、ギャラリーは約9300平方メートル)に及び、ギャラリー、2つの最新式シアター、学習・交流スペース、図書館、カフェ・レストラン、店舗、イベント会場などを擁する。

コレクションには、ノーマン・ロックウェル、カディール・ネルソン、ジェシー・ウィルコックス・スミス、N.C. ワイエス、ビアトリクス・ポター、ジュディ・バカ、フリーダ・カーロ、マックスフィールド・パリッシュといった作家の作品が含まれる。

さらに、ウィンザー・マッケイ、ジャック・カービー、フランク・フラゼッタ、アリソン・ベクデル、クリス・ウェア、R. クラムといったコミックアートの巨匠たちや、写真家のゴードン・パークス、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ドロシア・ラングなどの作品も展示される。

また、同ミュージアムでは「ルーカス・アーカイブ」を収蔵しており、そこにはルーカス監督の映画制作キャリアを物語る模型、プロップ(小道具)、コンセプトアート、衣装なども含まれる。ほか、ワークショップや講演、映画上映なども行う。

建物は、建築家マ・ヤンソン(MAD Architects)が設計し、ランドスケープはミア・レール(Studio-MLA)、エグゼクティブ・アーキテクトはStantecが担当。有機的で独特の形状の建築を緑地が囲い、人工物とあふれる緑が融合したランドスケープを実現している。(女子旅プレス/modelpress編集部)

■ルーカス・ナラティブ・アート・ミュージアム(The Lucas Museum of Narrative Art)概要
場所:Exposition Park, Los Angeles, California, United States

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