続々と夏の新ドラマがスタートする中、『若者たち2014』(フジテレビ系)の初回が9日に放送された。妻夫木聡、瑛太、長澤まさみ、満島ひかり、蒼井優といった豪華な役者陣が共演することで、放送前から話題になっていた同ドラマは、1966年に放送された人気ドラマ『若者たち』の現代版。
第一話の「理屈じゃねぇんだよ、結婚は」では、それぞれの登場人物の事情が描かれる中で、野村周平演じる四男が予備校で橋本愛演じる小悪魔的な女子高生に出会う。後日、カラオケに行くことになり、ラブホテルの前で「ここにもあるよ?」とささやく橋本に連れられるようにホテルに入る2人。
ホテルの中、バスタオル一枚の姿でシャワーから出た橋本は、寝ていた野村に自分のスマートフォンを見せる。そこには、ついさっきまで抱き合っていた写真の数々が…。橋本の胸に野村が顔をうずめていたり、橋本が腕枕をされている様子のほか、橋本が上半身裸でたたずむ“背中ヌード”や、泡風呂の中で股を広げ、両手でピースをしている過激な写真。
これを受けて、ネット上では一連のキャプチャ画像が貼られ、「なんだこのドラマwww」「橋本愛攻めすぎ」「録画しておいてよかった」という声が上がっている。さらに「少し胸大きくなったな」「むっちむち」と、橋本のボディにも注目が集まっている。
「同ドラマは、フジテレビの開局55周年記念作品の名に恥じないよう、主演クラスの役者をズラッと揃え、同局の人気シリーズ『北の国から』の演出家である杉田成道氏が演出を担当、森山直太朗が主題歌を歌うなど局側の意気込みが見えます。しかし、30分拡大で放送された初回の視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)ですから、思ったほど伸びなかったというのが正直なところでしょう。不倫や妊娠など、初回から重いテーマが展開、役者たちも長ゼリフが多く、かなりヘビーな内容であることは間違いありません。
昭和ドラマのリメイク版とあって、全体的に古臭い演出も目につく同ドラマ。視聴者からは「これ、本当の若者は見ないだろ」「ひとつ屋根の下っぽい」という意見のほか「妻夫木のべらんめえ調がいい」「満島ひかりはやっぱりうまいな」など、出演者の熱演を評価する声もある。
(文=津本ひろとし)